前の記事であげた、山口県防府市の港の虐待問題は私たちに教訓を与えます。
動物愛護法では 、子供たちに、愛護の教育をしなくてはならないと定めていますが、実際には教育はほとんど行われていません。
その結果、犬や猫も人間のように、喜びや悲しみ、痛み苦しみを感じる命であるということを考えない子どもがいるのです。
弱いもの、自分にとって価値のないものをいじめ、虐待する感性は、犬猫に対してだけではなく、人間の社会的弱者(弱い子供や、寝たきりのお年寄り)にも向かっていくのが当然のなりゆきでしょう。
犬猫の虐待と、人へのいじめは大いに関係していると考えます。動物保護の問題は、 単なる動物の問題ではなく、人間の教育と福祉の問題にも直結しているのです。
犬猫を価値がないものとして排除し、物のように処分する社会のあり方こそ、青少年への負の教育になっているとは考えられないでしょうか。
弱いものを処分する社会が「命の大切さ」を教育できるのか、私たちの社会も真剣に考える時がきたと考えます。
そして、子どもたちに犬や猫と触れあう機会を与え愛護教育をすることが、弱いものを慈しむ心の醸成を促すなど、人間の情緒面に与えるよい影響にももっと注目していかなければならないと思います。
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