こんにちはアオバトです。
自閉スペクトラムと知的障害を持つ4歳児の母です。
息子は3歳まで動物に関心がありませんでした。
そんな息子の刺激になるように、3歳の夏に金魚(コメット)を購入!
金魚を購入!
きっかけは、息子が動物に興味を示さないことでした。
ネコや犬はもちろん、動物園にいっても園を駆け抜けるだけ。
実物の動物に興味を示さず、逆に見て見ぬふり
(アリは故意的に踏むのにアリさんごめんさい)
「命の大切さ」を学ぶのはまだハードルが高い息子。
それなら餌やりを通じて、責任感や思いやりを育ててみよう。と飼育を始めました。
頭に赤丸の金魚!サンと命名!
頭頂部にある赤い丸があるこの魚は、太陽をイメージしてサンと命名。
このサンが、問題の変色金魚です
頭頂部の赤丸以外は、全身真っ白な女の子。
なぜ女の子と分かったかというと、200個を超える卵を生んだから
卵の話しは別の機会にしたいと思います・・・。
ある日突然、赤から白に!
飼育から1年が経過した、今年の6月。
朝起きたら突然。
サンの頭の赤丸が消えていました
先に気づいたのは息子。
日課になっている朝の餌やりで発見!
「赤ないねぇ」
「ん?赤???なんのこと」
「赤ない!ない!!あかぁ~」
餌をあげていたはずの息子が、突然「赤」を探し始めました。
「赤って何だろう・・・。」
4歳を過ぎた頃から急に言葉が増えたのですが、最近は発語がクイズ並み
赤から連想する何かを探している息子。
探し始めて15分が経過・・。見つからない
そもそも何を探しているのかも未だに分からない・・・。
見つからないとプチパニックになる自閉症児
息子が諦めるか。見つけ出すか・・・。
今日はまったく諦める気がない息子・・・。
「ない!!ないあかないの」
泣き出しちゃたよ
騒ぎから30分経過
朝一で餌やりが日課だったため、朝食も取らずに「赤」を探すこと30分
「あれ!?サンどうした!????」
ここでやっと真っ白になったサンを発見!
↑右がサン トレードマークの赤丸が消えてます!
えぇぇぇぇぇ・・・・・
なんか気持ちわるっ
ウーパールーパーのような、薄ピンク色の地肌・・・。
「サンの赤ないね・・・?」
「ないの」
あ!やっぱりこの赤か・・・。
やっと「赤」が見つかったけど、どうするよコレ
昨夜までは赤丸があったサン。
金魚って一晩で変色するの!????
どうすれば戻る??
解決策なし
いろいろ調べてみました。
紫外線量が少ない。色あげようの餌を使う。ストレス。
どれも解決方法には至らず・・・。
息子はというと、伝わったことで納得して別の遊びへ。
「伝わらなかったこと」が一番のイライラポイントだったよです。
危なかった。赤を戻せと言われたら対応不可能でした
飼育を考える
金魚を飼育することで、責任感や思いやり育てようと考えた私。
餌やりを通じ、責任感が確実に養われました。
また動物に無関心だった息子が、色の変化にも気づけるほど観察していたことがわかりました。
本来喜ばしい成長なのだと思います。
しかし今回のように、予期せる事態に遭遇した時に「受け入れられるか」という点が課題に感じました。
あのまま「赤」に拘り続けていたら、どうなっていたのでしょうか
パニックは落ち着いたのだろうか・・・。
生き物を通じた環境の変化が、必ずしも良い影響を与えるとは限らない。
むしろ、生き物は不測の事態が多いため、対応が困難になるかもしれない。
そう感じさせられる事件でした。