ゴム風船の劣化について  島根のバルーンショップ | 縁結びの島根県バルーン屋の独り言 あおいそらのブログ

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昨日、日本で一番暑かった益田で

午前中にバルーン教室を行いました。

39.3℃の暑さの中では

風船がとても割れやすいです。

 

今回の教室に使用した風船は

先週仕入れた新しいものですが

自宅で見本を作るときはエアコンの効いた部屋です。

プロの私が作るためでもありますが

ほとんど、壊れることはありません。

 

でも、車に乗せるために

前日の夕方からエアコンの効いていない玄関に

もちろん密封して置いておき

熱い車内に入れて会場まで運びました。

 

会場のエアコンは高め設定で

そんななかでの教室です。

 

空気は一旦入れてもすこし抜いて

柔らかめにと注意しても

バンバン

バンバン

あちこちで

きゃーとの悲鳴とともに

割れていきます。

テーチャーモノベさん参照

 

 

ゴム風船は

温度による影響を受けやすく、

一般的には低温下では硬くなり、

高温下では軟らかくなる 性質です。

 

高温の状態ですと

風船がすこし伸びて薄くなった感じがします。

特に黒とか紫の風船は夏場を越えると

製品自体が劣化で薄くなり、風船同士が密着することがあります。

高温時ではゴムの分子か変化するとの発表もあります。

 

 

夏場の延びた状態の風船に

急速にポンプで空気を入れて伸ばすので

とても壊れやすくなるのでは思います。

 

夏場 風船で動物や人形を作るとき

普段の温度変化を出来るだけ防ぐことは大切ですが

使用時にも、炎天下や高温多湿の状態での使用は

破損することを前提に、丁寧に、ゆっくり空気を入れて

すこし空気を抜いて、、

柔らかい状態で作っていただくように

お願いします。

 

夏場の注意点

1.使用前に出来たら風船を伸ばしてみる

2.空気はゆっくり丁寧にいれて

3.結ぶ前に空気を抜いて全体を柔らかめにする

4.捻ったり曲げたりも丁寧に、柔らかくして伸ばしながら

 捻る

5.出来上がりの作品は炎天下に置かない、温度変化の少ない

場所で保管

6.残った風船は、密封して冷暗所で保管してください。