命日に | 縁結びの島根県バルーン屋の独り言 あおいそらのブログ

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島根の西の端っこ益田市で風船屋さんをやっています。
風船のお話だけでなく日々の生活、美味しい食べ物、綺麗な物
風船販売の嬉しいこと、哀しかったこと
感動したこと、そして一番伝えたいこと
書かせていただいています。

9月2日は友人の命日です。

胃がんでした。

新しい学校へ赴任してしばらくして

食欲がないからどこかへ食べに連れて行ってくれと連絡がありましたが

忙しさで、、行けないまま

夏の夜市に手伝いに来てくれた彼を見てびっくり

痩せていました。

生気が無いって言うのか、、、

これは尋常ではないと察しました。

「明日から糖尿で入院をするよ、栄養失調だって」と

糖尿で治療をせずに来て、その前年に足を火傷したのが直らないので

病院に行き、まずは糖尿治療をと言われていたのです。

そしてその時は知らなかったのですが前年の秋に職場の健康診断で

胃の再検査を言われていたのを、、無視していたのです。

入院2日目に、病院に見舞いに行くと

胃になにか病気があるらしいと、、、ぽつりと

でも、糖尿の数値が悪くて手術が出来ないと言われたと

その時に癌の末期だと私は悟りました。

それから彼が亡くなるまで、

一度も癌ってことで彼と話をしませんでした。

命がそう長くないことも一度も触れずに

今となってはもっと向き合えば良かったと後悔しています。

私にできたのは、何か食べられる物があれば届けること

部屋にバルーンを絶やさないこと

最初の入院の時には
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既に廃番になっていますが
ツリーフロッグ が彼のベット脇にはありました。
グロテスクだけど、、すぐに彼のベットだとわかるからと
長い間彼を見守っていてくれました。
家にカエル
を目標に手術後もずーと

その後も
お見舞いバルーン を届けました。

私にできることはそれだけでした。

少しでも笑顔になってくれたらと

BLUESKYにもたくさんのお客様からお見舞いバルーンをご依頼頂いています。

私たちはその1点1点を

一日でも笑顔で元気に家に帰れるようにと祈りながら作らせていただいています。