妄想*恋の蕾(3 | 青と虹色 ~嵐*大野智さん*天然+大宮~

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大野智さんfanブログ。 愛されリーダー+仲良し嵐5人が大好きです

※以下妄想ストーリー(完全フィクション)です
実在の人物・団体とは一切関係ありません。


苦手な方は華麗に、スルーでお願いします


※おさらいはこちらからどうぞ  妄想*恋の蕾(1)~







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これは…  夢?



だけど
唇から伝わる柔らかい感触
あたたかい体温

私は 彼からキスを されているの…?



どう  し   て…   



彼の舌が私の口内を掻き乱していく…

「ん…   …        

思わず声が漏れてしまう



「先生…   すげぇ…  色っぽいんだな…   」





彼の唇が私の首筋を滑っていく

そしてシャツのボタンに手がかかった時

私は弱まったロウソクの火のように 
消えかかった最後の理性を必死で呼び起こし
彼を突き放す

「や…   めてっ…!  !        !」


額に滲む汗

私はシャツの胸元を自分の手で握り締める


私は強い眼差しで彼を見つめる


太陽が雲に遮られ 彼の体が影に落ちる

 







「先生…     俺の事  嫌い ?


ズキン…______________



「…そんな事    ない わ


「じゃあ…








                         好き   …?」



ど     く                 ん   っ…     !




「私 は…
それ以上 言葉にならない…   



息が…





「俺は…      先生の事、 好きだよ」





やっぱり…   夢…



こんな事…あるはずが   ない…




「あなたは…私の事、 何も知らないじゃない…
大人をからかって…楽しんでるだけよ…。


私の言葉に、彼の顔が 一瞬 切ないものに変わる…
悲しく揺れる… 瞳


「俺…先生の事、知らないよ…


だから  






もっと…。       知りたいんだ…」


「どうして 私なんか…
あなたの周りには素敵な子が 沢山いるじゃない…」





「そんなの 俺にも分かんねえよ…

でも、 


先生の

笑った顔

怒った顔

困った顔


真剣な   顔…


全部…  俺ん中から  ずっと、離れねえんだ… 」


私も、同じだ…


そう思った時 私は彼から抱きしめられていた

強い腕の力…男の子  ではなく
それは 紛れもなく 一人の男性のものだった

夢じゃ…ない



「だから 教えてよ 先生の、全部」

そう言うと、彼の唇が 再び私へと下ろされる
甘い刺激が 思考回路を溶かしていく…

逆らえない

だめ       でも このままじゃ…





「ダ…         メ!  !          !


私は両手に力を込めると 彼の体をゆっくりと押し離した


「もう…やめて  お願い…
私は初めて 生徒の前で、泣いていた

「先生…顔あげてよ…」

「………」

「そんな風にされたら…俺、もう何も出来ねえよ…」

「ごめん…なさい」

隠れていた太陽が再び姿を現し 光が溢れていく





「俺… 先生も  

 俺の事 好きなんじゃないかって思ってたんだ…」



  … … …      え   ?




「だけど、勝手に…俺が、思い込んでただけ みたいだな…



    ごめん…  」







その時、彼がきらきらと光り輝くモノの中へ
消えていくような錯覚にとらわれる



彼は一度も私の方を振り返る事無く
静かに立ち上がると 鍵を開け
扉の向こうへと 抜けていく


これで…        良かったの よ…

けれど 胸の奥では小さな痛みが少しずつ広がっていくのを感じていた




次の日。
授業の為、彼のクラスを訪れると
彼の姿は見当たらなかった

「休み…  か」


けれど次の日も

又、次の日も彼の姿を見る事は無かった

私は少し気になり 彼の担任に
それとなく聞いてみる


そこで知った 驚愕の事実。



「自主…退学?」
頭の中が白で埋め尽くされる
私は、訝しむ担任から 何とか理由を付け、彼の家の住所を聞き出すと
気付いた時には 校舎の外へと飛び出していた。


自分でも…ばかな事をしていると 思うのに
体は風を切って走っていた…




私…   彼の事が…



彼の住むアパートに辿り着き
イヤホンを押してみる

返事がない

嫌な予感がして ノブに手を伸ばそうとした時
「あんた、そこに住んでた人の知り合い?」
隣の部屋から出てきた女性に話しかけられる。
「え… まあ、  はい。」

「あの子なら 数日前に 突然引っ越しちゃったよ」
「え?…あの、引っ越し先は…!!」

「さあ…  何も言って行かなかったからね…」
「そう…ですか…」

私は女性に一礼をすると その場所を後にした



どこに

行ってしまったんだろう…


私は 胸の痛みが大きくなるのを感じた


「痛  い…   」 









   ごめんなさい…            」













私は その日 溢れる涙を
いつまでも、止める事が出来なかった_________
















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お付き合い頂いている方、
ここまで、読んで下さってありがとうございます。;;

ちょっと辛い場面ですが
次はしばらく間が空いてしまうかもしれません><

でも、来週には夏休みでちょっとゆっくり時間取れるかな…と思っているので
そこでまた一気にいきたいとも考えています♡
まあ、予定は未定;ですけどね;ええチーン

ここまで来たら もうちょっと頑張ります!
それでは^^(溜まったコメ返も ゆったりですがさせてくださいね)


yaco