Think of nothing things, think of wind | 遠くで汽笛を聞きながら

遠くで汽笛を聞きながら

鉄道大好きなあたし、葵ちゃんのブログへようこそ。

先週末、信州プレディスティネーションキャンペーンの開幕を飾ったキハ48形改「風っこ」ですけれど、

明くる3日は松本駅から辰野支線を経由して富士見駅間を快速「風っこ善知鳥」号として走りましたわ。

今回の見どころは何と言っても辰野支線こと、中央本線旧線への入線でございます。

撮影効率だけを考えたら「下諏訪カーブ」や「すずらん築堤」ってなるところですけれど、

「風っこ善知鳥」号っていうんだもの、塩尻から善知鳥峠を越えて山間を走る姿を

旧線内で撮影したいって思うのが心情ってものですよね?

というワケで、梅雨空を不安気に見上げつつ辰野支線へと出撃でございます。


有名お立ち台がほとんどない辰野支線。

それでもぽつぽつと点在する撮影ポイントには雨の中、大勢のファンが参集。

あちこちと偵察しつつもあたしは自前のお立ち台を目指しますけれど、

さすがに無名ポイントだけあって人っ子1人おりませんわ。

かつて旧線名物だった123系ミニエコー最期の雄姿を記録しに出向いた時に開拓した場所。

そい言う秘蔵の場所を持ってるって有利ですよね?

ネットやムック本で紹介されてるような場所は軒並み人が集まりますからねぇ。




20160706_1
快速「風っこ善知鳥」  9570レ

EF64-1053 + キハ48形改“びゅうコースター「風っこ」”+ DD16-11

                 小野 - 信濃川島


かつて東線の本線時代、特急「あずさ」や急行「アルプス」なんて

優等列車がこの景色の中を駆け抜けたのも今は昔。

塩嶺トンネル開通でみどり湖線が本線となって以来、

山間を走る長閑なローカル線へと姿を変えた旧線に

この日は普段と違ったチンドコ編成がやって来ました。

移り変わる時の流れの中で田んぼの脇にひっそりと佇む水天宮さんが

変わらぬ景色の中を往く珍客を静かに見送っておられましたわ。