Blue Hour | 遠くで汽笛を聞きながら

遠くで汽笛を聞きながら

鉄道大好きなあたし、葵ちゃんのブログへようこそ。

さてさて、本日もまたまた姨捨駅界隈へ出撃でございます。

1月3日と言えばここ数年、ある意味、お正月の風物詩になりつつある列車が走ります。

お正月の間、貨物ターミナルの休業に伴って、本来走るハズのカモレが運休。

そんなお仕事無くしたカマたちが南松本から篠ノ井へと疎開回送されるのです。

元旦に篠ノ井へとやって来て、3日に南松本へと帰って行くのですけれど、

この回送列車、EF64形1000番代が4両連結されて走る、

いわゆる“四重連”てとんでもない編成なのです。

ただこの正月名物のロクヨンセン四重連、昨年の正月で終わり・・・

なんて噂もあって、今年はどうなることかと注目していたのですけれど、

元旦に走った疎開回送は何と、ロクヨンセン重連にブルサンが連結された異種三重連。

国鉄時代の山男・ロクヨンにJR世代の山男ブルサンの組み合わせが篠ノ井線を走るなんて、

ある意味、異様・・・

そんな異様な・・・じゃなかった、威容をカメラに収めようと雪の姨捨へ出撃でございます。


昨年は8時半に姨捨公園に到着した時には既に数名の同業者さんがおられたのですけれど、

今年は出遅れて9時過ぎに現場到着したにも関わらず、あたしが一番乗り!?

四重連じゃないだけに今年はファンの出足も遅いのカナ?

なんて思っていたのですけれど、最終的には20人くらいのファンが集まった姨捨公園。

それでも去年の1/4くらいの人数で、ワリとゆったりまったりでございましたわ。

目指す異種三重連までは、ぼつぼつとやって来る「リゾートビューふるさと」や特急「しなの」、

183系の回送や貨物列車なんかを撮影しつつ時間を潰しますけれど、

雪深く極寒の姨捨公園はまるでデスマッチの様相でございます。

待つコト6時間余り。冬の陽も山影に姿を隠した頃、山間に重厚なブロワー音が響いてきます。




20150103_1
回8560レ EF64-1043 + EF64-1034

                桑ノ原(信) - 姨捨


やって来たのは何と、ロクヨンセンの重連単機!?

コレって普段、普通に月曜日に走る南松本への重連単機回送と一緒じゃん!?

てか、いつでも撮れる列車を撮影するために極寒の姨捨で6時間も待ったワケじゃないんですケド・・・

もちろん周りの同業者さんたちも動揺の色を隠せません。

頭ん中、“?”マークで一杯になったあたしがその後聞いた話ですと、

元旦にこのロクヨンセンにくっ付いてたブルサンは昨日、単機で一足先に南松本へ

帰っちゃってたみたいです。


結局、異種三重連をカメラに収めるのは叶いませんでしたけれど、

夕暮時の藍色がかった雰囲気ある画に仕上がってこれはこれで良かったカナ?

まぁ、ある意味、あたしのココロの中と同じような Blue な画ですケド。