その 大切な輝きに… | 遠くで汽笛を聞きながら

遠くで汽笛を聞きながら

鉄道大好きなあたし、葵ちゃんのブログへようこそ。

久しぶりに土日ダブルヘッダーで出勤なあたし。

ホントは今週は日曜日お休みして・・・あ、あたし、土曜休み日曜出勤が基本パターンなのです。

だって今日は「ありがとう・さよなら169系 イベント第二段 急行「志賀」号」の日なのですもの。

でもでも、お仕事山積みなのに、お休みして線上カメラマンやってる場合じゃないっしょ・・・的な。

まぁ、急行「志賀」は来月も1回走るので、今回は諦めますか・・・みたいな。

“8時ぎりぎりに会社入れば良っか・・・”的な感じで、ベッドから出るのもままならない。

昨夜の雪も案外で、薄っすら白くなった程度。

日曜の朝なんて道路も空いてるし、ホント、ゆっくり出かければイイよね・・・

なんて感じでお風呂に入っていたのですけれど、あ、基本的にあたし、お風呂は日に2回派ですわ。

お風呂の中で鬱々としながらふと思ったのです。

“夕べの雪、思った以上にサラサラだったし、もしかして雪煙舞うかも・・・!?”

なんて思ったら大忙し! 朝の快速に間に合う時間に部屋出るには10分もないじゃない!!

慌てて支度をして機材を車に投げ込んで、いざ、出撃!・・・でございます。




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189系 N103 快速「しなのサンライズ」 3601M 

                      田中 - 大屋


近所の踏切に到着したのですけれど、相変わらずのド逆光状態。

それでも確実にひと月前とはお天道様の位置が変わってるんですよねぇ。

それでも線路からは雪の気配もなっしんで、コレは期待薄かなぁ・・・なんて思いつつもセッティング。

やがて踏切が鳴り出して、遥か彼方から189系のヘッドライトが見えてきます。

そんな姿を遠目に見ていたあたしでしたけれど、「あれ・・・? 薄っすらと雪煙っぽい??」

やがてやって来た189系が舞い上げる雪煙が朝陽を反射して辺りがキラキラと輝きます。

まるで黄金色のヴェールに包まれているかのように列車の後ろの方が輝いてるでしょ?


189系の着雪ぶりといい、雪煙が黄金色に輝いた奇跡といい、コレは良い画になったわね・・・

なんて思いながら会社へと向かうあたし。

お仕事の方は昨日も出勤 + 延長戦のおかげで、お昼前には最低限のラインはクリア。

まぁ、完全に終わったワケではなかったけれど、やりだしたらキリがありません。

今日はココまで!ってココロを鬼にして(笑)、お昼で帰宅。

遅ればせながら169系さよならイベント列車第二段、急行「志賀」号に参戦です。




遠くで汽笛を聞きながら-20130127_2
169系 S52 急行「志賀」 4号 9646M

                      大屋 - 田中


屋代駅と軽井沢駅を午前中と午後に1往復づつ運行される169系S52編成の急行「志賀」号。

実は今日、SL撮影のご常連、前橋さんもコレ目当てに遠征されていたのですけれど、

合流出来る程の時間的余裕も無くて、本日はあたし単独での活動でございます。

時間的に午後の上り急行「志賀」4号は家の近場で撮影しようと思ったのですけれど、

ホント、家の近所ってストレートな線区で妙味なっしんなんですけどね。

それでも2~3ケ所、近所をふらついたのですけれど、面白い場所はやっぱりなくって。

結局、家から徒歩3分の場所で記録程度に済ませちゃいました。

この場所、さほど面白みのあるスポットではないのですけれど、

同業者さんが1名先着されていてちょっち驚き・・・みたいな。




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169系 S52 急行「志賀」 3号 9659M

                      小諸 - 滋野


急行「志賀」4号の通過を見送ったあたしはお婆さまを伴って勇躍、小諸の大カーブを目指します。

じっと見つめていると眼が痛くなるような冬晴れの夕暮、西の空に傾きかけた陽が辺りを照らします。

冷たい真冬の西日に艶っぽく輝く 169系S52編成。ホント、卒倒しそうなくらいな艶姿ですわね。

冬枯れの雑木林が網目みたく影落ちになっちゃってるじゃん・・・なんてコトは言わないの。

急行「志賀」のヘッドマークも誇らしく、169系は最期の冬を駆け抜けてゆきます。




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今回の急行「志賀」号のヘッドマーク。

昨年走った時のモノと同じデザインで、きっと同じモノ使ってるのね・・・なんて思ってたあたし。

4号を撮影した時には、塗色が剥げているのか、それともちょっち着雪してるのね・・・程度にしか

思っていなかったのですけれど、3号を撮影した時に気付いたんです。

縁取りのネイビーブルー枠の底部にメッセージか書き込まれているコトに・・・


「ありがとう・さようなら169系 2013.4.29 ラストラン」


あと何度、あたしたちは169系の走る姿を見ることが出来るでしょう?

その瞬間が訪れるまであたしたちは、冬のしなの路にその雄姿を追い続けるのでしょう。

そして1枚でも多く、その老雄の姿を記録と記憶に焼き付けてゆくのでしょうね。