５８３系特急「リバイバルはつかり」号で幕を開けたヒドく熱かった１２月３日。
その第２弾はご存じ寝台特急「北斗星」２レ編でございますですわ。
蓮田駅付近の踏切でトレーラーの脱輪事故の影響で宇都宮線が上下線ともに運転見合わせ。
９時頃には運転再開の見込み・・・なんてアナウンスがあるけれど、
当然上ってくる「北斗星」も遅れが出るわよねって感じで、
５８３系特急「はつかり」を見送ったあとで、上野駅中央改札口脇のインフォメーションセンターを訪ねると、
親切なお姉さんがあちこち電話してくれて、「今朝の北斗星は現在４４分遅れで上ってきてます」って
親切に教えてくださいました。
しかも「大宮から新幹線での代替輸送を行っているので、お客様が新幹線に乗り換えておられますと
9時38分に上野に到着されますよ」って情報まで教えて頂いて・・・
いやいやあたしは別に誰かを出迎えに来てるワケじゃなくて、「北斗星」そのものをお出迎えしてるワケで。
到着番線の変更もなく１３番線に入線しますよってコトまで教えていただいて、ホントに感謝ですわ。
「44分遅れってコトは上野着が10時22分着よね？ だったら川口間に合うじゃん・・・？」
なんて一瞬あたしの脳裏を過りましたけれど、いやいや駅撮りもしたいしなぁ・・・てことで
前回同様、鶯谷駅で待ち伏せることに・・・
鶯谷駅を通過するのが10時20分と読んで、それでも少しばかり早めに10時過ぎには鶯谷駅へ。
ところがどっこい、待てど暮らせど一向に姿を現さない２レ。
雨はひどくなる一方だし、寒さはつのるばかり・・・
来ては出てゆく山手線の電車を乗り降りする人たちは不思議そうにあたしを見つめる。
鶯谷駅のホームでは同業の方が３人ばかり、同じように日暮里方面を見つめながら
肩をすくめて雨を避けつつ２レを待っておりました。
そして10時45分、定刻から遅れること1時間と7分。
降りしきる氷雨の中を切り裂いて、青い流星がやってきました。
寝台特急「北斗星」 2レ EF510-504 + 24系
鶯谷駅
300㎜砲で引っこ抜こうと思っていたのだけれど、
意外と障害物の処理が出来ず、１本短いレンズでの撮影です。
ホームが写り込んでしまいイマイチ感あるんですけれど、
秋以降トライしている駅撮り走行写真では上出来な方ですかね。
画像のザラついた感は雨粒です、ハイ。
寝台特急「北斗星」 2レ EF510-504 + 24系
上野駅
「北斗星」の通過後、速攻山手線に飛び乗って上野駅で駅撮り。
待ち伏せポイントが鶯谷駅だからこそ出来る芸当ですよね。
降りしきる氷雨に現れたEF510の青い車体が輝きます。
それしても「北斗星」のヘッドマーク、なかなか金縁に当たりませんね。
寝台特急「北斗星」 2レ EF510-504 + 24系
上野駅
13番線ホームで撮影した後はお隣14番線ホームの端から推進回送で尾久へと帰ってゆく
お決まりのショットを狙うべく移動しようとしたあたしですけれど、
いつもなら余裕で移動出来るところですけれど、何やら今日はお忙しい様子。
停車時間もそこそこに回送列車発車のアナウンスが！
えっ、何ソレ！？ いつもそんなに急いで帰って行かないじゃない！
そんな風に思いながらも14番線ホームの中ほどまで来たところで
あっという間に帰ってゆく「北斗星」
流し撮りトライするもピントは全然合ってないわ、ブレブレだわのぺけぺけ写真。
それでも疾走感は出てるかなってコトであたしなりには満足な１枚。
それにしてもいつもならもっとゆっくりしている「北斗星」ですけれど、
“何故に今日はそんなに急ぐのよ・・・？ あたしは寒い中、あんなに鶯谷で待ってたのに・・・”
“もうちょっとサービスしてくれても良いんじゃないの？ 遅れついでにさ・・・”
なんて思うのも一瞬。
「北斗星」が出て行った直後の13番線ホームに信じられないようなアナウンスが・・・
それを聞いたあたし自身、わが耳を疑いましたもの。「えっ、マジメに！？」ってね。