寝台特急の古豪と言えば「あけぼの」だとばかり思い込んでいたあたし。
ところが「あけぼの」よりも日本海縦貫線を走破している「日本海」こそ、
寝台特急の古豪と呼ぶに相応しい列車だったのです。
今のご時世、寝台特急と言えば個室主義な感じが強いのですけれど、
事実、「カシオペア」に「北斗星」、「トワイライト」の豪華御三家は言うに及ばず、
「サンライズ」や「あけぼの」に至るまで、個室車両を組み込んだ編成です。
ところがこの「日本海」、A寝台にしろB寝台にしろ、all開放寝台車編成なのです。
古き良き時代の寝台特急 -ブルートレイン- の姿を頑なに守り続けている、
そんな時代の生き証人のような、そんな存在に思えてなりません。
あたしには・・・。
古き良き時代に想いを馳せて、往年の寝台特急“らしさ”を味わうには
もってこいな列車ではないでしょうか?
今回の写真はもう20年以上前に青森駅にて
35㎜のポケットカメラで撮影したものですので画質はかなり悪いです。
あたし的には懐かしい1枚なので「懐かしの・・・」のコーナーにと思ったのですが、
寝台特急「日本海」はばりばりの現役なのであえて「懐かしの・・・」は自粛しました。
ただ、この牽引機のEF81-47はもうすでに廃車になってしまっているようです。