10/14 鉄道記念日 黄金の寝台特急タイム Vol.2 | 遠くで汽笛を聞きながら

遠くで汽笛を聞きながら

鉄道大好きなあたし、葵ちゃんのブログへようこそ。

鉄道記念日、“黄金の寝台特急タイム”第2弾は

寝台特急「北斗星」1レ編でございます。

みなさまもご存じの通り、寝台特急「北斗星」は青函トンネル開通に伴い誕生した、

上野 - 札幌間を結ぶ、寝台特急の常識を覆した超豪華寝台特急です。

それまでの寝台特急と言えば、A寝台も開放2段式が主流でしたが、

この「北斗星」、個室主体の編成で食堂車「グランシャリオ」やロビーカーを連ね、

ロイヤル、ソロ、ツインと言った個室車を主体としたその編成は、

それまでの移動手段としての寝台特急から旅を楽しむための列車の先駆けとなりました。

デビューから四半世紀を過ぎようとする車歴ではありますが、

今現在でもその存在感は色褪せることはありません。

この系統での豪華列車No1は「カシオペア」ということになっていますが、

あたしの中では今だに“特別”な、そして“別格”な存在なのです。

だって、JRで唯一、列車番号“1”と“2”なのですから。




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上野駅13番線ホーム。

18時50分。

厳かに、そして厳粛な雰囲気を醸しつつ、

推進回送で入線してきます。


やっぱり「北斗星」は2レよりも1レの方が断然、趣があります。

これから札幌までの長旅への想いを馳せつつ、

回送入線を待つファンまでがその期待感を募らせているからでしょう。

2レはどちらかと言うと「兵どもが夢のあと」な感じが強いですし・・・。




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寝台特急「北斗星」1レ EF510-513 + 24系

                       上野駅


対岸の14番線ホームからサイド気味ショット。

昨年の夏まではEF81牽引だったので、

サイドに流星をあしらった赤い機関車 + 青い客車だったのですが、

EF510の登場により、ブルートレインという言葉がぴったりな

ある意味では正調編成に生まれ変わった「北斗星」。

EF81時代から1年あまりしか経ていませんが、

あの頃はもう記憶の彼方です。




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寝台特急「北斗星」1レ EF510-513 + 24系

                       上野駅


発着の13番線ホームから正面気味ショット。

今宵のHMは銀縁ですね。

鉄道記念日だから金縁を期待したのですが、

ちと残念なあたしです。




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寝台特急「北斗星」1レ EF510-513 上野駅


1号車、オハネフ25の貫通扉の「北斗星」幕が機関車に映って・・・。



JR時代になって誕生した寝台特急「北斗星」ですが、

国鉄型機関車が国鉄型寝台客車を牽引するという姿が

やっぱり1番しっくりする編成かもしれません。

確かに新型機関車投入はある意味では嬉しい話題ではあったけれど、

もうEF81-95が牽引する「北斗星」が遠い過去の想い出になってしまうのは、

あたしとしては寂しい限りです。

そして北海道新幹線の新函館開業がひとつのターニングポイントになるとの噂もあります。

その日がくるまで、あたしたち「北斗星」ファンは北関東の平野に、

そして北の大地に、その青い姿を追い求めることでしょう。



次回は“黄金の寝台特急タイム”第3段。

寝台特急「あけぼの」編です。