間取り相談の問合せ窓口に時々…
「まだ何も決まってないんだけど、一から設計してもらえますか?」という質問や
「人の作った図面にケチつけるだけのラクな仕事でいいよね」というご意見をいただく。
間取り決定を数日後に控え、藁をもすがる思いの住まい手さん相手の相談なので責任重大!
しかも毎回、ビルダーが全く違うので当然、その特徴も都度バラバラ。
毎回違う特徴を踏まえつつ、最終的には納得できる間取り提案をしなければならないので一切気など抜けず、全くラクな仕事ではないけども…
でも!間取り相談は、大好きな「間取りを考える部分」だけに特化できるので、ラクじゃないけど、ワクワクする楽しい仕事であることは間違いない。
そんなこんなで、今更だけど…
坂口の立ち位置をハッキリさせてみようと思った話。
結論から言うと…
家づくりのアレコレを一から十まで指南する人ではなく、「間取り迷子さん限定」の道案内をする人ってとこかな。
「間取りづくり」の場面で迷走したときに、あなたのよき相談相手となり、一緒に出口を探し、出口までの地図(つまり図面)を渡し、次のステップに向かうあなたの背中を押す人…だな。
旅に例えるなら…
あなたが旅のコーディネーターさんと念入りに打合せて決めたオリジナルの旅行計画があるとして…
- 最終目的地(県内、国内、海外)
- 移動手段やルート(徒歩、自転車、車、電車、飛行機、船)
- 乗り物のグレード(普通、高級、ラグジュアリー)
- 予算
- 当日の服装、装備
↑この部分には極力…口を挟まず(コーディネーターさんの何かしら意図があるハズなので)
もし旅の途中で迷子になって困ったとき、あなたに道を聞かれたら道案内をする…くらいのイメージ。
旅のコーディネーターとして一から十まで全部手伝い、お任せできる人…という立ち位置じゃないけど、「迷子さん」のためなら全力で道案内しますよ!という感じ。
都合のよく使える「通りすがり」
旅のコーディネーターさんとは、
つまり…ホームビルダーさんであったり…建築士事務所を構え、一から家づくりに携わり、建物仕様、申請業務、予算管理、現場監理、完成、引渡まで、ずっと伴走してくれる建築士さん…みたいな感じ。(←素直に…尊敬!これらを全部ひとりで完璧にやるなんて私では絶対ムリだもの。)
坂口は、あくまで「間取り作り」の場面で行き詰って迷走中…という住まい手さんに、「その迷いは、この手で脱出してみてはどう?」と、代替案を耳打ちする人。
あなたのマイホーム作りにおいて、坂口は「都合よく使える通りすがり」という例えがピッタリかも!
迷ってた時に「ただの通りすがりの人」だとしても道案内がなかったら、そこそこピンチだったので助かったわぁ…みたいな。
ここは肝に銘じているトコなんだけど…
一から十まで、あなたのためにビルダーさんや設計者さんが何もないところから積み上げくださったモノがあるからこそ「坂口のような通りすがり」が存在できるワケで。
この部分は勘違いしちゃイカンと思っている。
とはいえ、単なる通りすがりにも意地はあるので、お声がかかったからには全力投球で道案内してるけどね!
去年の11月ごろ、間取り迷子になっていた神奈川のA子さんが、坂口に道案内を頼まれ、少し前に「とうとうマイホーム完成しました!」と報告LINEをくださった。
A子さんちは、都心部の狭小地3階建て。ご主人さまや子供たちが野球をやっていて大量の洗濯物があり、家事動線命!…なのに、しっくりした間取りにならずお困りだったのよね。
A子さんと一緒に練った家事動線が機能を発揮したようで「本当に幸せ」と感想に。
こんなに喜んでくださって私も本当に幸せだわぁ。
・・・・・・・
でもね、思うワケですよ。
そもそも、あなたには間取りづくりのプロである担当さんがついてるのに、どうして迷子になっちゃうんだろう?
次回の記事は、「どうして迷子になっちゃうんだろう?」を掘り下げてみようと思う。
![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
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