毎日の洗濯物干し場が1階にある快適さ | 失敗しない間取り相談 新築|リフォーム 間取りアドバイザー 坂口亜希子

失敗しない間取り相談 新築|リフォーム 間取りアドバイザー 坂口亜希子

セルフチェックで「あなたのマイホーム図面」を辛口主婦目線に耐える図面に変身させます!
日々家事をこなす主婦であり建築士だから気づく!わかる!間取りのアドバイス。

1階に干すのは、階段を上がるのが大変になるであろう、おばあちゃんになってから?
いえいえ、今すぐだって1階の方が断然ラクに決まってる!という話。



最近連続してお送りしている、京都在住のT妻さんシリーズ。


Tご夫妻さまの基本情報

・夫婦+子供2人(大学生)
・方向性…おしゃれ感よりも実用性重視。
・ビルダー…テレビCMもするハウスメーカー


そんなT妻さんが新居に3カ月住んでみた結果
坂口に特に『感謝しているポイント』が5つある!とLINEをくださった。
 

 

  1. キッチンとトイレの収納部の区分け
  2. 玄関全体
  3. 洗面室の窓
  4. 階段の踊り場
  5. ダイニングの掃き出し窓

今回は、↑この5つめの最後、「ダイニングの掃き出し窓」の話。


T妻さんは、「ダイニングの掃き出し窓」を
「ダントツ感謝ランキング1位!」
とおっしゃっておられる。


↑LINEコメントが長文で表示が途切れたので…↓続きはこちらで
 






 

T妻さんちの洗濯物干し場


T妻さんの日常物干し場は、当初「2階のバルコニー」と「その手前のホール」だった。
そこは階段を上がってすぐの場所で、毎日の洗濯物干し場としては申し分ない。

そんな場所があるにもかかわらず、私は「1階に物干し場」を提案した。

それはなぜか?


それは「テラス屋根を設置する予定」「いつかは1階に干すつもり」だとおっしゃっていたから。


T妻さんちは、建物西に少し空いたスペースがあるので、そこを生かし「テラス屋根」を設置し、自転車を置こうと思っている、とのことだった。


ちなみに「テラス屋根」とは、こういうもの↓

 


↓オプションで「サイドパネル付き」にすると、目隠し&雨の降込み防止になる

【リクシル テラス屋根】


↑これを、↓敷地の水色のあたりに設置して、時々乗る自転車置き場にでもしようか…とのことだった。




ちなみに、赤点線部分は、敷地が斜めになっているので使えない。

 

 

 

自転車置場だけではもったいない!


せっかく設置するテラス屋根なのに、時々乗るかも…という自転車を置くだけじゃもったいない!

リビングの窓前ではちょっとアレ…だけど、ダイニングの西窓でならアリなんじゃないか?

ってことで、当初「腰高窓」だったダイニングの西窓を「掃き出し窓」にしてはどうかと提案。

↓当初、ダイニング横の窓は腰高窓だった


↑腰高窓を↓掃き出し窓にしてはどうか?と提案



平面図でみるとこんな感じ↓




実際のダイニング付近は、こんな風になった↓



いいですね、便利そう!
朝の忙しい時間、台所仕事の合間に干しつつ、他のことも同時進行でやれそう!

外干しだけどテラス屋根がしっかりあるので、急な雨でも心配不要!
洗濯物の様子も常にわかるし、取り込み忘れもここなら無いよね。

 

忙しい主婦にとってはかなり魅力的な日常物干し場。

でもこれ、リビングのメインの窓前でやっちゃうと…

LDKから常に干した洗濯物が丸見え。
リビング外は駐車場だし道路側なのでご近所さんや来訪者からも丸見え。

仕方ないケースもあるけど、避けられるなら避けたい場所よね…と。



今回の場所なら、ダイニング側面であるのと、テラス屋根で外からの視線もカットできる。
来客時はカーテンを閉めれば洗濯物は見えない。
リビングのカーテンは空いているので明るさは問題ないよね、と。


・・・・・・・・・



あなたの間取りでもメインのリビング窓以外で…
例えばダイニングの側窓とか、タタミスペースの窓外など、丸見え回避が出来そうな窓があれば「日常物干しスペース」を検討してみてはどうでしょうか。



 

おまけの話


最後にT妻さん、マリッジブルーならぬ「マイホームブルー」に見舞われたそうで、その時の話をしてくださった。



そんなことがあったんですね。
一生をかけるマイホームですから、しっかり検討したとしても不安になりますよね。
坂口の存在が少しでも役に立ったのなら嬉しいです笑い泣き


T妻さん、この度は5話の連載に登場くださって本当にありがとうございました!

快適なマイホーム生活を末永く楽しんでくださいませ(^^)/




 

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