本気モードの「仕事スペース」をLDK空間に計画する場合、
「家の状態を把握しつつ」
「長時間の作業」
これが同時にできるという点も踏まえて計画してはどうか?と思う話。
今回も前回続き、間取り相談OBのお客様である福井県在住のS夫さんちの事例を元に※SOHOスペースをご紹介。
Small-Office Home-Officeの頭文字で、自宅で働く職場形態のこと。
今回に限って言うならば、「ちょっとパソコンする程度」「書類整理」よりももう少し「そこで本気で仕事する」イメージ。
・作業スペース
・仕事スペース
今回は、これらを総称して「SOHO」と表現する。
子育て中のパパママにとって「子守しつつ仕事もする」というのが効率的かつ快適なSOHOだ!と私は思う。
よって、本気モードの「仕事スペース」をLDK空間に計画する場合、「家の状態を把握しつつ」「長時間の作業」が同時にできるという点も踏まえてはどうか?と思うのである。
ここ最近の記事ですっかりおなじみのS夫さん。
そのS夫さんの奥様なので「S妻さん」。今回はS妻さんコーナーの話。
S妻さんは、とある小物づくりが得意で、新居では「小物づくり&通販」、さらに将来的に「教室」をする予定があるそうで、間取り図には「作業スペース」が計画されていた。
S妻さんの当初のSOHO予定地はこのような場所だった↓
ダイニングキッチンの奥、冷蔵庫の右横で、横にはクローゼットが計画されていた。
クローゼットには小物づくりの材料などを仕舞う予定とのこと。
ふむふむ、なるほど。
キッチンの片手間に、すぐ作業ができて便利な場所ではあるけれど…
ちょっと気になる点がチラホラ。
- SOHOで作業中、リビング方向が見づらい(振り返らないと子供の様子がわからない)
- 「教室」をする際、生徒さんが座るのはどこなんだろう?ダイニングテーブル?それともキッチン内な感じの
SOHO?
- 小物づくりの材料の収納としては、押入れ並みの奥行きもあるクローゼットではやや「深すぎ」かも?
そこで…
こんな風にしたら、改善するんじゃない?と提案した間取りがコチラ↓
- SOHOを玄関ホールから入ってすぐの場所に配置。
- 生徒さんをキッチンやダイニングの奥へ案内することなく、少し距離をおくことができる。
- ひとり作業の時、リビング、ダイニング付近の様子を把握しつつも、作業に没頭できる。
- 教室利用時、テーブルを回転させるなど、作業の用途によってレイアウト変更も可能。
- 小物の材料だけでなく、家族の収納を兼用できる横幅が広く、中身が把握しやすい大容量のクローゼットをSOHOの背面に設置した。
2案を比較してみると、こんな感じ↓
実際に完成したSOHO空間。
■引っ越し前↓
リビング側からSOHO方向を見たところ(収納の引戸が全開の状態)
■引っ越し後↓(まだ、とりあえず仮のSOHO)
SOHO側からリビングを撮影
↑SOHOで作業中、目の前のリビングやダイニング、和室にいる子供の様子も視野に入れつつ、仕事にも集中できそう!
今後、子供に手がかからなくなりS妻さんの仕事時間が増やせるようになったら、もう少し本気モードに変わっていくと思われるが…
今はひとまず…手持ちの家具を並べた、試運転状態かと(笑)
S妻さん!SOHOでの小物づくり、快適ですか?
希望されていた教室も早く開催できるといいですね!
・・・・・
あなたの間取りの「SOHO」は、「子守しつつも仕事」「家の状態を把握しつつ仕事」できますか?
効率的なSOHO空間も選択肢にいれてみてはどうでしょうか?
以前紹介したS夫さんの玄関ポーチ。
以前紹介した記事はコチラ
道路側、正面からだけでなく、せっかく設けるカーポートからも直接「玄関ポーチ」に行けた方がいいんじゃないか?と提案した部分。
以前の記事では未完成の写真を載せたのですが、S夫さんから「そこ、完成しましたよ!」とブログ記事への返事として、完成後の写真をくださったのでご紹介。
まずは未完成の状態↓
外構、完成した状態↓
S夫さん、いいですね!
これなら大雨でも、雪が積もっていても、カーポートの下から直接ポーチへ行けますね。
やっぱり、この動線作ってよかった!
S夫さん、沢山の写真と記事掲載許可をありがとうございました。
間取り相談メニューはコチラ
本日現在の予約状況の確認はコチラ
お問い合わせはコチラ