平面の間取り図だけで考え、「キッチン前カウンター」を何となく漠然と…
・子供の勉強用
・食事用
・カウンター下を収納に
と思っていると完成したものがイメージと違うかもしれない話。
※今回は、『子供の勉強用』編の話。
このキッチン前カウンター(赤色部分)で何をするつもりかをお尋ねすると…
1.子供の勉強用に使う。
2.食事をする時間がバラバラな朝食用の食卓に。
3.カウンター下を収納として使う。
このような回答が非常に多いです。
ビルダーの担当者さんに、それ伝わってますか?
間取りを拝見する限りですと…
あなたのイメージとは違うカウンターになるのでは?と心配です
まず、勉強用に使うのなら『カウンター高さ』に注意が要ります
一般的な高さのイスに座って、勉強など作業をしたいのであれば
カウンターの天板は、床から70~75㎝くらいが理想です。
食卓と同じ高さなら、同じイスが使えます
キッチン前には手元を隠す立ち上がりの壁があり、その上に笠木(かさぎ)というものが付きます。
この笠木を大きくしたものがカウンターとなるので、一般的には高さが床から1.1m程と思われます。
要するに、
図面で↓この表現のカウンターは…
↓床から1m以上の位置にカウンターが付くよ!という意味です。
床から1m以上もあるカウンターでは、普通のイスは使えません。
座面の高いハイチェアーでは、勉強しづらいですよね
子供の勉強用に使いたかったあなたのイメージはこんな感じではないですか?
【ウッドワン
カタログより】
高さ関係を↑このようにしたいなら、間取りは↓このような表現になります。
一枚のカウンターのようになっている場合は要注意です
また、勉強のカウンター奥行 にも注意するといいです!
手元の図面がどんな感じになっているか、確認することをおすすめします。
坂口の間取り相談では、自分のイメージと間取りが合っているのかわからない!という方と一緒に間取りチェックしています。