佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。



脳卒中後、気分の落ち込みや脳卒中後のうつ状態から何事に対してもやる気が起こらずにリハビリをしたくないという気持ちになった経験がある方が少なくないと思います。



また、高次脳機能障害のひとつである抑制障害などによりリハビリに対して拒否的なお気持ちになり、なかなかリハビリが進まない方もいらっしゃいます。



脳卒中発症後、さまざまな理由によってリハビリが行えない場合がありますが、実際にリハビリを行わないことでさまざまな機能の低下が引き起こされてしまいます。



脳卒中発症後、麻痺の状態が軽度であったとしても、麻痺側の手足を使わない期間が少しあるだけでも筋肉が萎縮してしまいます。





また、動かない期間があることで、筋萎縮による筋力低下だけではなく、心肺機能の低下や体力の低下など引き起こす可能性があるのです。





また、脳卒中発症後180日間は医療保険でリハビリが行えますが、180日が過ぎると医療保険でのリハビリはなかなか行えません。



入院している間や外来リハビリを行える期間は、一日あたりリハビリ実施時間はマンツーマンで80分から120分可能ですが、介護保険でのリハビリは時間の確保が難しくなります。



さらに、脳卒中発症後180日間過ぎると一般的には回復の程度が穏やかになり、急性期ほどの回復はなかなか難しいので、たくさんリハビリが行える時期にしっかりリハビリの量を確保することが大切です。



脳卒中発症後、リハビリを行わなければ麻痺の回復が難しいだけでなはく、筋萎縮を引き起こすなどの2時的な症状がでる可能性があります。



また、発症直後から数日はリハビリの実施時間をたくさん確保することができますが、退院後はなかなかリハビリ時間を確保できなくなります。



脳卒中発症後は気分の落ち込みなどからリハビリを行いたくない時期があるかもしれませんが、体の回復やリハビリ時間の確保のために脳卒中後はリハビリを行うことをおすすめします。



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