佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。
これまで、上肢の関節運動やストレッチの方法について、ご紹介してきました。
今回は、指の自主トレとして、「指の分離を促す方法」について、ご紹介したいと思います。
指を柔らかく準備する
机など安定した場所に麻痺側の腕を置きます。
丸く指が曲がっている場合は、ゆっくり1本ずつ伸ばしていきましょう。
ポイント:
出来るだけゆっくり動かす
注意:
指の関節が硬くなっている場合は、関節運動やストレッチからはじめてみましょう。
1本ずつ反対の手で動かしてみる
1本1本動かしながら、動く感覚に気持ちを向けてみましょう。
痛みが出た場合は、中断してください。
自分で動かす命令を出してみる
人差し指と中指、薬指と小指の組み合わせで、反対の手で曲げたり伸ばしたりしてみましょう。
そのときに、麻痺側の指を自分で曲げたり伸ばしたりしている動きをイメージしたり、動きの命令を出してみましょう。
4本の指をまとめて動かしたり、1本ずつ動かして、動きをイメージしたり、動きの命令を出してみましょう。
指の本数が少ないほど、細かい動き(分離)を促します。
最後に
今回は、特別に道具を準備しなくても行える、指の分離を促す自主トレについてご紹介しました。
関節が硬くなっている場合は、関節の運動から始めてください。
関節が柔らかくなってきたら、指の分離を促す自主トレに移行してみましょう。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました.。.:*☆