佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。



これまで、上肢の関節運動やストレッチの方法について、ご紹介してきました。


『自主トレ:上肢(腕や指)の関節運動』佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。今回は、自主トレとして上肢(腕や指)の関節運動をご紹介します。「Self-Range of Motion E…リンクameblo.jp

『自主トレ:指と肘のストレッチ』佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。先日、腕や指の関節運動の自主トレや、前腕回内外の練習方法について、公開されている資料を引用してご紹介しました。『…リンクameblo.jp



今回は、指の自主トレとして、「指の分離を促す方法」について、ご紹介したいと思います。


 指を柔らかく準備する





机など安定した場所に麻痺側の腕を置きます。

丸く指が曲がっている場合は、ゆっくり1本ずつ伸ばしていきましょう。

ポイント:

出来るだけゆっくり動かす

注意:

指の関節が硬くなっている場合は、関節運動やストレッチからはじめてみましょう。


 1本ずつ反対の手で動かしてみる





1本1本動かしながら、動く感覚に気持ちを向けてみましょう。

痛みが出た場合は、中断してください。

 自分で動かす命令を出してみる




人差し指と中指、薬指と小指の組み合わせで、反対の手で曲げたり伸ばしたりしてみましょう。

そのときに、麻痺側の指を自分で曲げたり伸ばしたりしている動きをイメージしたり、動きの命令を出してみましょう。

4本の指をまとめて動かしたり、1本ずつ動かして、動きをイメージしたり、動きの命令を出してみましょう。

指の本数が少ないほど、細かい動き(分離)を促します。


 最後に


今回は、特別に道具を準備しなくても行える、指の分離を促す自主トレについてご紹介しました。


関節が硬くなっている場合は、関節の運動から始めてください。


関節が柔らかくなってきたら、指の分離を促す自主トレに移行してみましょう。


☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました.。.:*☆