(イラスト:ピンクノイズの少女)
「ゴーズトワールド」
初公開年 : 2001年
製作国 : アメリカ
上映時間 : 111分
監督 : テリー・ツワイゴフ
はじめまして!
青い御伽噺と申します!!
少女と映画
というテーマでブログを書くことになりましたー。
少女をテーマにした映画などを中心に映画のレビューのようなものを書いていこうかと思ってますので、よろしくお願いします!!
さて、記念すべき第一回目のブログで紹介するのが、アメリカの人気コミックをテリー・ツワイゴフが監督し、ジョン・マルコヴィッチが製作に関わり映画化した
「ゴーズトワールド」
です!
主演は「アメリカン・ビューティー」のソーラ・バーチと、いまや大女優の貫録たっぷりのスカーレット。ヨハンソン。
退屈な高校を卒業し、やっと自由な生活を送れる!
と考えていたイーニドとレベッカの親友コンビだったが、イーニドは美術の授業で単位を落としてて補習授業を受けることに。
卒業したら家を出て二人で暮らす約束をしていたが、イーニドの補習のせいで最初からつまずいちゃう。
二人は町で変ななつを見かけると、そいつはきっとこんなやつに違いない!って想像して笑うのが大好き!!
ある日、出会い系の広告にキモイ広告を出してるやつを見つけ
こりゃ、いっちょ応募してやろう!
ってことで、手紙でその男をある店に呼び出すことに。
約束の時間にやってきたその男の様子を影から眺めて楽しむ二人。
結局、からかわれたと思った男は悲しそうに帰っていく。
そんなことがあってからしばらくしたある日、フリーマーケットでレコードを売っているその男を見つけたイーニドは、思い切ってその男に話しかけてみる。
そこで、買ったレコード
Devil Got My Woman
をとても気に入ったイーニドは、その男シーモアとじょじょに仲良くなっていく。
一方レベッカとの関係はじょじょに離れていってしまい、お互いの関係が少しづつぎくしゃくしてしまう・・・・・
っといった内容のこの映画。
いやー、青春ね!!
公開当時のキャッチコピーが
ダメに生きる
という素晴らしいもの。
主人公のイーニドはバイトしても客や店の人ともめて全然長続きしない。人と違う感性を持っているから、あまり人と共感ができない女の子。
一方のレベッカは、見た目もそこそこかわくて、バイト先にキモイ客が来てもそれなりに大人の対応ができる女の子。
学校という共同体から抜け出して初めてわかる親友の一面。
一人は世間一般にはどうしても馴染めず、一人はそれなりに馴染めてしまう。
そこから生じる人間関係のほつれ。
こーゆーことってあるよね。
って感じちゃいます。
そして、変な奴なんだけど、自分の世界をしっかり持ってる中年男シーモア対して、最初はからかいの気持ちから接していたイーニドがじょじょに惹かれていく感じもわかるきがするなぁ。
また、このシーモアを演じるのが名優スティーブ・ブシェイミ!
この人ってどんな役でも本当に、そんな人が本当にいるんじゃないか、って感じるくらいリアルになるから凄い。
この映画ではダメなオタクっぽい中年なんだけど、アメリカに行ったら本当にこんな人いそう。って思うもの。
それから、この映画は音楽もとってもいい感じなのです!
シーモアにすすめられてイーニドが買ったレコード”Devil Got My Woman”も凄くいい曲だし、OPで流れている”Jaan Pehechaan Ho”も最高に素敵♪
イーニドの着てる洋服もとってもかわいいし、おしゃれだからそれだけでも観て損なしだと思いますよ!
映画のラストは少々不思議な終わり方なんで、観る人によって解釈がいろいろと出来そうな感じ。
個人的には凄くいい終わり方だと思うんだけれど、みなさんはどう思いますか?
人と違う感性を持っているがゆえに、一般的なことができないで社会に馴染めず、モラトリアムな状態で大人になった全ての人(そんな人いるのか?)に観てほしい作品です!!
少女は現実の世界に馴染めたのか?それとも・・・・・
予告編
【次回予告】
次回は日本でも単館映画館の興行記録を塗り替えた大ヒットフランス映画「アメリ」!