皆様
こんばんは✨🤗
今日は毎月のお楽しみ。
美腸栄養学LABOセミナーでした✨
本日もとってもとっても白熱の
深い学びのお時間でした。
「食物繊維とは何ですか?」と
聞かれて
曖昧な方も多いのではないでしょうか?
どうして食物繊維が大切なのか、
腸内細菌の餌になるということは、
どういうことなのか、
しっかりと確認して、
さらに自信が持てるように🤗💪
美腸栄養学LABO研究員の皆様も
今回も深い学びに大興奮されています✨
それでは、
ここで内容を一部
シェアしていきたいと思います😌🤲
■食物繊維とは?
「人の消化酵素で消化されない
食物中の難消化性成分の総体」
人間は消化吸収できないが、
腸内細菌は利用できる、というのが
ポイントです。
整腸作用など身体の中で
有用な働きをすることが注目され、
第6の栄養素とも言われています。
これまでは、
分解されずに身体の外に
出て行ってしまうとされていたのですが、
最近は身体の中で整腸作用、
発酵の力が
あることが
注目されています。
■食物繊維は炭水化物の一部
炭水化物は糖が集まったもの。
炭水化物は
糖質と食物繊維と合わせたもの
■食物繊維
食物繊維も糖がくっついたもの
■炭水化物
単糖 でんぶん 食物繊維
糖は基本構造としている点は全て同じ
βグルカンもグルコースが繋がっているが
繋がり方が違うだけ
糖の繋がり方が違うだけで分解できるか、
できないか、が変わります。
従来の
水溶性食物繊維
不溶性食物繊維
■水溶性食物繊維
粘性:粘着性により胃腸内をゆっくり移動する。
繊維状ではない。
吸着性:有害物質の毒性を低下させる
・発酵性
比較的高い
■不溶性食物繊維
保水性が高い
糞便を増やす
繊維状、蜂の巣状
・発酵性
大腸内で発酵、分解されると、ビフィズス菌などが増えて、腸内環境がよくなる。
水溶性食物繊維より発酵性は低い。
大切なことは
種類ごとに利用できる腸内細菌が異なるため、
全体をケアしようとした場合、
色々な食物繊維を
満遍なく摂取することが
大切。
■食物繊維摂取量の世界の現状
2019年ニュージーランド研究グループ
ランセット
1)食物繊維摂取量の最高摂取群と最低摂取群を比較
全死因、心血管疾患死亡、大腸がんなど、
15〜30%低下する。
2)食物繊維摂取量が多い群は、体重、
総コレステロールなどが優位に低下。
3)1gあたり8gあたり増加すると、
全死亡率も低下。
■日本人の食物繊維摂取量の現状
年々低下している。
2000年代は目標量を下回った状態で推移。
働き盛り世代顕著に低い。
■日本人の食物繊維摂取量と死亡リスク
■発酵性による食物繊維の分類(MACs)
新たな食物繊維の分類
発酵によって短鎖脂肪酸に変わりやすいかどうか
発酵性食物繊維
🍀高発酵性
グァーガム
小麦胚芽(アラビノキシラン)
βグルカン
レジスタントスターチ(温熱処理でんぷん)
水溶性大豆食物繊維
イヌリン
水溶性ペクチン
高分子アルギン酸ナトリウム
🍀低発酵性
アラビアガム
難消化性デキストリン
セルロース
ビートファイバー
🍀無発酵性
寒天など
食物繊維がどうして大切か?
腸内細菌によって分解されると
短鎖脂肪酸になり、
腸の細胞に感知するセンサーがある、
それが感知すると、
全身のさまざまな組織に働きかける。
脳腸相関にも。
交感神経で発現すると
●GPR41
エネルギー上昇
●GPR43
インスリンの分泌を抑制
白色脂肪細胞で発現。
酪酸産生菌によって、酪酸は、
制御性T細胞を誘導し、大腸癌を抑制
●インフルエンザの予防にも。
●大腸がん
抑制にもなる
摂取量が多いほど、抑制できる
1日5g程度、増えるほど低下していく
がんに対しても有効に
●食物繊維によるアレルギー予防
昆布、わかめ、もずく、
アレルギー抑制
さらに!
食物繊維不足により、世代を越えて、
多様性が低下する
動物実験があります。
低食物繊維食だと、
子供、孫の多様性が回復しずらい
子供や孫にまで影響
●食物繊維不足は、腸管バリア機能を低下させる
●食物繊維不足は、腸管バリア機能を低下させる
腸内細菌が食べてしまう
人工的に生成されたプレバイオティクス素材
食事として摂取したものは
多様な食事が維持されるが、
食物繊維が不足した状態で、食べてしまうと、
腸内細菌に乱れが生じてしまう。
食物繊維を補うのであれば、食品から
■ルミナコイド
MACs
スタンフォード大学によって定義された
概念であるが、
人の小腸内で消化・吸収されにくく、
消化管を介して健康の維持に
役立つ生理作用を発現する食物成分
従来の食物繊維の概念にマッチしない
難化性オリゴ糖や糖アルコールをはじめ、
難消化性タンパク質やレジスタントスターチ
生理作用を持つ
食物繊維以外の難消化性成分に注目、集まる
↓
■レジスタントスターチ
摂取した各種のでんぷんは小腸で
完全に消化されるものと考えられてきました。
しかし、近年、でんぷんの一部は消化されずに、
大腸の腸内細菌のえさに。
食物繊維も大切だが、でんぷんの方が、
大腸へ流入する率が高い。
具体的には
○RS1
全粒穀物、精製度の低い穀物
○老化でんぷん RS3
冷めたおにぎりやポテトサラダは
これに該当。
○未熟バナナ
生ジャガイモ
■レジスタントプロテイン
文献がそこまで集まっていない
豆類や穀類には、
消化されにくい成分
コレステロール血症改善効果
そば、酒粕、高野豆腐、大豆、
■オリゴ糖
種類
・フラクトオリゴ糖 虫歯になりにくい
バナナ、玉ねぎ、アスパラガス、にんにく、ごぼう
・大豆オリゴ糖
大豆、マメ科植物
砂糖に近い甘味
・ラフィノース
てんさい
さとう大根、ビート
オリゴ糖の中でも最も
早くビフィズス菌の餌になる
※とりすぎると、下痢にもなる
■糖アルコール
アルコールという名前でお酒とは違い、
アルコールに、似た構造を含むだけ
糖質の一部
マルチトール、キシリトールなどがある
虫歯予防になるともされている
とりすぎると下痢になるリスク
糖代謝能を悪くする、などあるため、
研究課題ではある
過剰摂取、連続的な摂取は注意が必要
■腸内細菌による発酵によって、
生成される短鎖脂肪酸
腸内細菌の発酵によって
生成される短鎖脂肪酸が
食物繊維の生理作用の正体として
非常に重要な役割を果たしている
短鎖脂肪酸が作られることが
食物繊維の大切さと言える。
🍀短鎖脂肪酸の役割🍀
●腸上皮細胞のエネルギー源
酪酸は大腸のバリア機能を高める
粘膜物質ムチンの分泌を促す
●免疫の調整、アレルギー抑制
制御性T細胞を増やす
Th2の免疫を抑制する
●弱酸性の腸内環境
有害菌の繁殖を抑制する、ミネラル吸収促進、
二次胆汁酸の抑制
●食欲の調節
●糖尿病の予防
●炎症の抑制
などなど、
本当に大きな役割があり、
ここに効果的な役立つのが
酪酸産生菌。
異なる種類の微生物が、特定の繊維を利用
酪酸産生菌は
免疫系の数々の疾患において、
数が減少しているとされ、
腸の恒常性を保つ上で非常に重要な菌種
とても注目されている
酪酸産生菌。
特に
フェカリバクテリウム
自己免疫疾患の患者さんに減少
脳の疾患に減少
あらゆる疾患で減少されている
酪酸は体にとって大切
その酪酸菌の合成に欠かせないのが
インナービューティー食事指針✨
ということで!笑
もう
お腹いっぱい💪
という感じでしょうか?笑
こちらは、ほんの一部で、
今回も35pに渡り、
論文や実験など、
根拠のあるデータをもとにお伝えくださり、
本当に大充実🌿
私も頭がさらに整理され
賢く
生徒様へお伝えする知識がとても
深まりました♡
そして、お楽しみの
美腸料理の伝授✨
今回は
北海道のりえ講師🍀
こうして、
毎月、
腸内環境を良好にする
美腸栄養学の知識を深く根拠をもとに学べ、
お料理にも即応用できるなんて、
すごいです✨🍀
美味しくて毎日が幸せになって、
さらに美しくなるなんて
最高です🤗
美腸栄養学LABOセミナー、
今回の内容も
動画での単発受講も可能です♡
発酵性食物繊維の知識、
新トピックスなので、
しっかり確認してほしいです♥️🤲
6月の美腸栄養学LABOセミナー
今からとっても楽しみです✨😌
学びが楽しいなんて
最高ですね✧.。.:*
学び、磨き、
ますます美しく健康に、
お料理を楽しんでいきましょう✨
5月「食物繊維と腸内環境」
動画受講
協会サイトより。
IBP養成講座を終えて、
受講メンバー
人生が変わりました❤︎
🌿🌿🌿🌿🌿🌿