こんにちは。
あおい堂鍼灸院の今泉です。

 

 

いや~毎日暑いですね。

こう暑いとやはり冷たいものが飲んで食べたくなります。しかし冷たいものは良くないと聞き及んでいるために「身体によくない、髪にも良くない」と暑い中、頑張って白湯等を飲まれている方々もおられます。それに何といっても当ブログでは円形脱毛症に対してアイスは出来るだけ敬遠した方が良いモノとブログ初期のころから度々書いております。それなのに「白湯を頑張って飲む」だとか何という言い草だと思われたかもしれません。でもですね一応書いておきますが私が敬遠した方が良いものとしているのは『冷たくて甘いモノの食』です。冷たいお水を一切飲んではならぬとは書いていないと思います。これだけ暑いのですから冷たいものを飲みたくなるのは必然というか自然です。ただこれも極端は生けないと思います。口に入れるモノが全部冷たいオンリーでは身体も参ってしまうと思いますのでTPOに合わせて「ぬるい」ものも併せていきましょう。古代中国の賢人である老子は変幻自在で柔らかい水のような存在こそが柔よく剛を制す最強の存在であるとしました。何でも温かいモノをというコダワリは固いけれど案外脆いものです。我慢大会をする必要は無いと思います。「こだわり」という言葉を辞書で引いてみると全然良い意味でない事をご存知の方も多いと思います。物事の差しさわりや妨害邪魔などの意味でありココに重きを置くのは東洋思想とはかけ離れたものだと思います。面倒くさいですが思考停止せずにTPOに合わせてその都度身体とココロが求めているものを感じ取っていきましょう(参考過去記事:株式会社自分)。コダワリを漢字で書くと「拘り」です。これって拘束の拘ですね。がんじがらめ。ちなみにタレントの高田純次さんはコダワリを持たない事にこだわっているそうです。

 

……、

(ಥ_ಥ)

本日書きたかった方向性ではなくなってしまいました!

 

え~とですね(^^♪

このように暑い日は冷たいモノを欲するのは自然な成り行きなのですが、そうでない場合もあります。本日はこれについて書いてみたいと思っていました(力技で方向転換)。

 

 

 

ご来院いただいた方々に最初必ずお聞きしているのが「日々どの位どのような水分を摂りますか?」です。そうすると時々いらっしゃるのですが飲む水分は「水」や「麦茶」など健康を意識されたモノを飲まれているのですが、それらは必ず冷蔵庫から取り出している冷えたモノであるケースがあります。それは暑い夏の日に限らず冬も暖房のきいたお部屋で冷たい水分を飲まれているとの事です。ずっと以前からそうしているので習慣と成っている場合もありますし、やはり冷たい方がおいしいと感じられている事も多くあるようです。

でもいくら暖房をかけている温かいお部屋であっても冬はそれなりに寒いと思います。お部屋の暖房で常に汗ばむ程の気温に成る程の事は無いと思います。それなのに冷たいモノを飲むのは身体やココロが冷たいモノを欲しているからであると私は思います。

 

 

ご家族は常温の水分を摂られているのに必ず冷蔵庫で冷やした水分しか飲まない人たちは全年齢層いらっしゃいますがその中でも多いのは若者だと個人的に感じています。それも思春期辺りの人達です。まさに「いちご白書」に成るかも知れませんがこの少し気難しい世代は冷たいモノが大好きなように思えます。この世代以外の方々で常に冷たいモノを飲まれるのは少し精神的ストレスの多い方々であるようなおぼろげな傾向が見受けられるようにも思えます。

 

これは何故か。

例のごとく東洋医学的な陰陽論を用いて自説を書いてみます。

 

 

これは陰陽のギャップを埋めるための行為行動であると思います。

ご存知の通り陰陽論では陰と陽の相反する要素が同じだけあって拮抗しながら交じり合うのが良しとされています。

思春期の世代がどうして冷たいモノを好むのかというと思春期はまだ身体(陰)が子供で未完成です。ですが精神(陽)は大人に引けを取りません。足らないのは経験だけであり精神性(喜怒哀楽等)は一人前です。つまり身体が未熟で陰が少ない。一方で精神性である陽はあるべき姿であるものの、少ない陰に比べると相対的に多すぎる状態なのが思春期です。

そうするとどうなるか。

これは東洋医学(中医学)的な用語では『虚熱(きょねつ)』と呼びます。

虚熱とは陰虚熱(いんきょねつ)とも表せますが、暖かい陽に対して冷やす係である陰が少ない(虚)事によってどんどん熱を帯びてくる状態の事です。大変不謹慎ではありますが原発事故も冷却水が無くなった事(陰虚)により熱を帯びて炉心が壊れてしまいました。今は懸命に却水を注入して均衡を保てています。あれも虚熱の一種と云えると思います。

思春期もどこかで陰陽のバランスを取ろうと冷たい(陰)水分を自然と欲しているのだと思います。

 

 

思春期意外には精神的ストレス傾向であると先ほど書きました。こちらはどうでしょうか。
精神的ストレスとは「気滞(きたい:気の渋滞のようなもの)」が生じます。「気」は本来滞りなく全身を流れているものとされます。しかし精神的ストレスが生じるとその流れが留まるようになります。これが気滞です。先ほどの「コダワリ」と同じです。一つの事に執着してしまうと物事がうまく運ばなくなる。そして気滞は臨床上「実証(じっしょう)」として扱われます。実証とは余っている状態を指します。これを解消させるには滞っている「気」を散らしたりしなければなりません。鍼灸や湯液(とうえき:漢方薬等の事)ではそのやり方もありますが、それらをしない場合はどうするか。余分な「気」を発散させるのは排便や涙で排出もありますが、毛穴を開いて汗と共に排出するのが最も簡単だと思います。つまり運動です(コリン性湿疹の方以外にお勧め)。運動で無くても汗ばまなかったとしてもとにかく色々と実際に身体を動かして行動されることをお勧めしたいです。

時々当院でお見受けするのですが多いのは転職活動です。様々な不安がつきまとうのは必定な案件ですがお話を聞いていく際、ご本人が最も不安要素(ストレス)を抱えていると思える時はまだ何も面接などを受けられていない、実際に行動できていない時のように思えます。

面接などに限らず世の中の不安というものは結果の如何に関わらず不安・問題解消の為に行動した後は傍からお見受けする限り少しスッキリしているのではないかなと感じています。

「そんな事は無い。私はこれだけ毎日大変な苦労して行動しているのに行動していないとは何事だ!」とお怒りに成ったかもしれません。ご気分を害して申し訳ありません。そのご苦労に関して否定する気は全く無いのです。私がお伝えしたいのはそのご苦労と思われている日常を改善させるための試みの行動の事です。日々忙殺されているとしたらやはりそれが続くと身体に良くありません。そこを認識して生活を守りながら生活を壊さずに心身が少しでも負担軽減につながるような施策を行動するという意味です。「そんな不真面目な事ができるかーっ!」と感じられるかもしれませんがそれもまた先ほどの「コダワリ」かも知れません。変えられるものと変えられないものがあると思いますが一度客観視してみてもきっとバチは当たらないと思います。そのうえで大切だ、好きだと思われる事柄に対してはタップリと無駄とも思えるほどの手間暇をかけて、そうでもない事柄に対しては少しでも合理的にふるまわれるのが良いと思います。大切に思う事と執着とは思考と無思考(条件反射)の違いがあると思います。

 

 

では「気」を放出できたとして今度は「気」の足りない気虚(ききょ)に成ってしまうのではないかと疑問に思われるかもしれません。実際どうなのでしょうか。

私の答えとしては食事が出来ていて、頻繁に寝込んでしまう体調でもない限り気虚は大丈夫じゃないかなと考えます。

「気」は水穀の精微(すいこくのせいび:食材に宿る気)が源であり、基本的に食べた物から「気」が補給されるので問題ないのです。「気」が滞る一方でストレス食いなどでどんどん「気」を補充していったら今度は「気実(きじつ:気が余る)」となりこれまた病であり治療対象です。

東洋医学には『気一元論(きいちげんろん)』と云うものがあります。これはまず最初の最初に「気」があって「気」が集まると「形」が生まれるというものです。この理論で言えば「気」を貯め込めば身体はどんどん太る事に成ります。太る事で円形脱毛症が治るのならこんな簡単な事はありません。映画「男はつらいよ」のテーマ曲でも『目方で男が売れるなら こんな苦労も こんな苦労も かけまいに かけまいに』と寅さんが唄っています(関係ない?!)
やはり多すぎる「気」、滞る「気」は解消させる必要がありそうです。

 

 

なんだかんだと長く書いてしまいましたが兎に角いつも冷たいモノが飲みたい食べたい場合、暑い季節以外でもそうならば何かしら心の中にわだかまり、こだわりがあるやも知れません。思春期のように時間経過で身体が成長する事で陰陽のアンバランスが解消されるのであれば時間経過を静観するのでも策だと思いますがそうでない場合はご自身が何をどう欲しているのか思いを巡らせてみるのも価値のある事だと思います。

逆に温かいものでホッと一息したい時などは緊張や疲れで一時的に気虚の状態になっているのかも知れませんよ。冷たいモノを欲しているか、温かいモノを欲しているか、無意識の行動から気がつかなかった自分自身を知ってみるのも面白いですよ。ココロのコダワリではなくて身体の声を聴いてみましょう。

良ければ参考にしてみて下さい。


 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 

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