こんにちは。
あおい堂鍼灸院の今泉です。

 

円形脱毛症は老若男女誰でも罹る可能性のある病気です。

0歳児の事もあれば実際にご来院いただいた方の最高齢は80歳代でした。このように全年齢層で罹る可能性のある病気が円形脱毛症です。

 

ただ実際にはその中でも括りがあるように思えます。

おそらく正式な区分けでは無いのだと思いますが

普通の『円形脱毛症』と『小児円形脱毛症』の2つの名称で緩やかな言葉の使い分けがなされている時があります。

『小児円形脱毛症』と聞くとそれ以外にも『小児喘息』が言葉としては有名であるように思えますがそれ以外にも『小児……』と名の付く病名は多く存在します。

 

 

そしてこの『小児円形脱毛症』や『小児喘息』などは子供の時の病気として認識されていると思われます。「子供のころ喘息だった」とか「子供のころに円形脱毛症だった」であるとか「子供のころアトピーだった」などというお話は多くあります。そしてこれを語る時は既に大人になっています。そして子供のころに苦しんだ病気はもちろん全員ではありませんが、大人に成りひとまず治っている事が多いようです。子供時代に罹っていた事が多い病気、それ故『小児……』と呼ばれる事が多いのでしょう。

 

病気の症状・原因などは小児も大人もさほど変わらないと思いますが子供の頃には罹っていて大人になったら治っている。

この現象は一体何なのでしょうか。

本日の記事はこの辺りを考えてみたいと思います。

 

 

 

まず、この『小児』とは一体何なのでしょうか。

世間一般での認識は思春期までの子供の事を指すようですが大まか15歳くらいまでのようです。厚生労働省のHPを見てみると男児は16~17歳、女児は14~15歳とされています(参考ウェブサイト厚生労働省)

どうしてこの年齢にされたのかと想像してみると最初に私が思いついたのは2022年までの法律で婚姻が可能な年齢未満で区切られているような気がします(現在は婚姻可能な年齢は男女とも18歳)。なるほど、結婚すれば年齢は未成年でも法律的には成人となります。成人を小児として扱うわけにはいかないですね。

 

そしてこの年齢の縛りで思いつくことがもう一つあります。

 

それは身体が成長中である年齢という事。

 

 

ところでみなさんは何歳まで身長が伸びましたか?

おおよそ上記年齢から18歳くらい迄が多いように思えます。

そう、15歳くらいまでの人間の身体の最大の特徴は未完成であるという事。

未完成であるがゆえにまだまだ成長するのだと思います。

 

円形脱毛症を始めとする『小児……』病は未完成の不安定な身体であるがゆえに発症してしまった病とも思います。そして身体が完成したことで安定を得た時にそれまでの成長中による不安定が原因で発症していた病が癒えて先ほど書いたような『子供の時は……だった』という台詞が多く聴こえてくるのだと感じます。

 

では成長中の不安定とは一体何なのでしょうか。

おそらく病院での血液検査的には問題ない場合が多いと思いますので、

ここからは東洋医学的視点の独自解釈を書いてみます。

 

まず小児の特徴としては身体がお小さい事。

でも身体はお小さくても精神的にはどうでしょう。大人と比べて勿論人生経験は少ないですが、それ以外の精神性は大人と何か異なるでしょうか。喜びもするし、怒りもする、悲しくも、感謝もします。ただそこに大人が経てきた時間から得た経験がまだまだ少ないので打算や忖度や予測が欠けている事が多いようです。この点をあえて言い直せば純粋な感情・精神性とも云えるのではないかと思いますが、大人も子供も基本的に気持ちは同じである事が分かります。

 

そうすると『同じだけの気持ち』がある事を視点を変えてみてみると大人も子供も『気』ば同じだけあると私は思います。

 

大人と同じだけの『気』がある一方で『身体の大きさ』については大きな違いがあるのです。

相対的に『気』は同じで『身体』は差が出る。一般的に大人は身体が子供よりも大きいものです。

小さな子供の『身体』に大きな大人と同じだけの『気』が宿っているのです。

このアンバランスこそが『小児円形脱毛症』を考える際のポイントになっているのではないでしょうか。

 

 

実際に大人の身体は大体6頭身から8頭身あたりまであり身体全体的にみれば頭の占める割合は少ないです。一方で子供はどうでしょうか。最近はスタイルの良い子供も多いので一概には言えませんが基本的に子供の身体は全体に占める頭の割合が多いものです。

つまり体つきに対して頭部が大きい。

 

『気』とは陰陽論での陽であり湯気の様に上に昇りやすいのです。身体における上方は頭部です。本来は胴体や下半身など肉体(陰陽論での陰)の存在によって『気』と『血(肉体)』が分離せずにいるものですがまだ成長中の子供は身体(陰)が小さいので『気(陽)』を身体の下方に留めておくことが叶わないのです。故に上方、頭部へ『気』が昇り相対的に頭が大きくなるという現象もあり得ると(私の中では)思います。

 

過去記事で書いてきた円形脱毛症の東洋医学的な原因として、大人も子供も『気滞(きたい:気の停滞)』を何度も挙げてきました。『気』とは本来淀みなく流れゆくものです。しかし気滞は交通渋滞の如く『気』の流れが悪い。それ故『気』が充満してしまって円形脱毛症を含む様々な病気に成ります。東洋医学的には『気滞』は『実(じつ:余った状態)』と捉えられます。これを治す方法としては『気』の交通整理をして流れを良くする事、もしくは『気』を散らす事です。

ただでさえ小さい身体の更に頭部へ『気』が集中しては円形脱毛症に罹ってもおかしなことではありません。

 

 

この『気』の集中を表す事として子供はよく転ぶ事が挙げられます。

これは頭が大きくてバランスが悪いからと云われますが、身体のバランスだけではないのではないか。

大人でも焦っている時などは思わぬところで躓いたり転んだりもします。焦っている時や深く考え事ばかりしている時は『気』と『血(肉体)』が分離する方向に動きます。『気』は上昇して重心が子供のように身体の上方偏位します。当然子供と同じように転びやすくなります。

 

そのようなアンバランスの中、子供の身体は段々と成長して大きくなっていき、ついには持てる『気(陽)』に相応する肉体(陰)を手に入れるのです。

ここで初めて陰と陽がバランスよく釣り合いました。バランスよく成ればそれまでの不安定から解放されます。不安定が要因だった『小児……』病が成長と共に快方へと向かうのは此の為だと感じています。

 

 

 

では成長の止まっている大人はどうするべきなのでしょうか。

大きくなるためには……、

 

 

 

 

……、太る?

 

いやいや、それは今度は『気(陽)』に対して肉体(陰)が多く成りすぎます。再びアンバランスな状態に陥ってしまいます。太る事によって今度は『小児……病』ならぬ生活習慣病、昔で言う『成人病』のリスクが出てきます。

『小児……』は肉体(陰)の不足、一般的な「成人病」は肉体(陰)の過剰が引き起こすことが多いようですね。

ただ、円形脱毛症は成人病ではありませんので肉体(陰)の過剰摂取は治りにくい要因には成ると思いますが、原因とは限りません。しかし何度か過去記事で書いてきたように食べ過ぎ、特に甘い物を多く食べる事は症状悪化要因です。


私が思うに成長の止まった大人は身体の大きさでは無くて、身体の質を向上させる方向で良いのではないかと思います。

具体的には筋トレなどの運動で身体を変化させるのが良いと勝手に思っています。

過去記事でも書いていますが円形脱毛症は筋肉と非常に関係が深いと思います。筋肉は筋トレをすれば大人でも成長します。

 

少し話は外れますが世の中には「ストレス喰い」なる言葉があります。

心理学的には代償行為として説明されるのだと思います。これはこれで正しいと思います。

しかし私はストレスによって『気(陽)』が停滞・充満したのを食べる事によって肉体(陰)を補い、陰と陽のバランスを取ろうとする本能的な行動では無いだろうかと感じます。

しかし多食の結果太って健康を害します。これでは本末転倒です。理想的な解決方法は運動して汗と共に充満した『気』を発散させることでは無いでしょうか。

 

そこでお勧めは腹筋を鍛える事。

やり方は様々です。Youtube等でやりやすい方法を探してみて下さい。

腕立て伏せも腹筋が鍛えられますね。

普段運動や筋トレをしない方なら男性は腕立て15回で女性は5回くらいを目標にしてみても良いですね。

筋肉が鍛えられると男性ホルモンのテストステロンも分泌され髪には良いと思います。

(※AGAの原因はジヒドロテストステロンであり純粋なテストステロンとは別物)
 

 

ここまで書いておいて何ですが筋トレしていれば万事大丈夫とも言えません。

ですが快方に向かう為の1歩には成り得る、テストステロンの影響で精神的にも建設的に成るので無駄ではないと思います。

良ければ参考にしてみて下さい。

 

 

<参考過去記事>

 

 

 

 

 

 

 

以下お勧め品

 

頭皮が痒い方に。

 

 

 

胃が元気になる気がします(個人的な感想)。

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此方も見てみてください!

円形脱毛症の事がまとめてあります。

『円形脱毛症考』

 

 

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