こんにちは。
あおい堂鍼灸院の今泉です。
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円形脱毛症で本当に困る状況の一つに眉毛の脱毛があげられます。
眉毛はお顔の表情に直結しますし何より他人の視線をよく受けます。
写真を撮られる時も眉の有る無しは写真の印象に違いが生じてしまいます。
当院に来られる方でも眉毛が抜けてしまったという方は本当に多いです。
隠す場合、髪の毛はウィッグや粉(スーパーミリオンヘアー等)、
または黒いファンデーション等である程度補えます。
しかし眉毛は眉ペンで書いても不安はなかなか解消しません。
では、眉毛が抜けてしまったような時どうしたらよいのでしょうか。
今回はこの辺について書いてみたいと思います。
繰り返し述べますが、
当あおい堂鍼灸院では円形脱毛症の原因は一つではない。
複数の要因によって毛(毛髪や体毛も含みます)に異常が生じ、
身体を守る免疫が異常の生じた毛を攻撃して
脱毛部が形成されるとしています。
では眉毛に異常をきたす理由とは何なのでしょうか。
(これも東洋医学的な説明と西洋医学的な説明とがありますが今回は主に西洋医学的な説明をしたいと思います)
現時点で一番多くのケースで関わっている可能性の有るのはトリガーポイント(筋肉疲労)であると感じています。
トリガーポイントについての記事は過去記事『T・P』をご覧ください。
これは特定の筋肉に硬結(こうけつ:慢性的なコリ)が生じるとその筋肉の場所ではなく
遠隔部に痛みや皮膚の鳥肌など様々な現象が生じるという物です。
その関連痛の生じる場所や帯域が円形脱毛症の脱毛部が生じる場所ととても良く似ているのです。
実際に来院される方に生じている脱毛部と、
その方のお身体の筋肉の硬結部とを見比べると決して無視できない状況であると
鍼灸師としていつも感じています。
では眉毛に関係する筋肉とは何なのでしょうか。
それは主に2つあると思います。
一つは後頭筋(こうとうきん:wikipedia後頭筋)です。
実際にどのような時に使う筋肉なのかと申しますと、
『耳を動かす』時です!
えっ?と思われる方も多いと思いますが、
ヒトの耳は動かすことも可能です。
耳(耳介)を耳だけの力でペコペコ曲げたりすることは困難過ぎると思いますが、
前を向いている耳を後ろに引っ張るように動かす事は可能なのです。
代表例で言うとこれが出来るのはカマキリ先生こと俳優の香川照之さんです。
テレビドラマ『半沢直樹』『集団左遷!!』等で見せてくれました。
実はこれ、私もできます!
後頭筋を使うと耳が動く。
ではその後頭筋のトリガーポイントの関連痛パターンはどうなっているのか
早速見てみましょう。
右の図のバッテンのあるタマゴ型の筋肉が後頭筋です。
そして左の絵の点々が関連痛の生じる場所です。
黒く塗られているように見える場所は其れだけ関連痛の発症が多い場所です。
見事に眉毛の辺りに関連痛が現れます。
これを無視しないわけにはいきません。
ツボで言うと玉枕(ギョクチン)辺りですね。
当然施術すべきツボ候補として観察したくなります。
眉毛に影響を及ぼす可能性のある筋肉の一つは後頭筋でした。
ではもう一つは何でしょうか。
次週につづけよう。『なつぞら』っぽくしてみました。
こちらも見てみてください!
円形脱毛症の事を詳しくまとめてあります。