ジョルジュ・エネスコとジャック・ティボーの言葉。↓


曲の作者であるかのような感覚を持つ、曲の生みの苦しみを分かち合う。一流奏者の演奏がしばしば「演奏者即作曲者」と聴こえるのは、こうした切実な感情移入や固い信条に由来するのでしょうか。「演奏とは愛情である」というティボーの言とも符合するものがあります。
信仰、帰依、入魂・・といった言葉を自ずと思い出させる求道的な演奏は、残念ながら、時代が下るほど少なくなりますね。器用な、驚くべき精度の指で他人の音楽を奏でる、という雰囲気の演奏が多くなり、且つそれが一流の芸術として持て囃されるようになりました。