宮城野八幡神社(仙台市宮城野区銀杏町7-37)

仙台市ホームページより⬇️
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〈わがまち緑の名所100選〉

樹齢1200年以上とも言われている苦竹のイチョウは、天平時代に聖武天皇の乳母の遺言で植えられたという伝説がある巨木です。
大正15年には、国の天然記念物に指定され、町名がこの木にちなんで「苦竹」から「銀杏町」と変えられたほど、地域の人たちに親しまれています。
また、このイチョウは、根の一種である気根が乳房のように多数垂れ下がっている姿から「乳イチョウ」と呼ばれています。この「謂れ」から、今も多くの人たちが姥神を訪れ、「子どもの健やかな成長を願い、母乳がよく出るように」と祈願する姿がよく見かけられます。
乳イチョウは、秋、黄金色の葉が青空に映える頃が最も美しく、あでやかな姿をあらわします。

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当社には銀杏のほか、本殿右手に樹齢200年の大きなケヤキがあり、背の高い建物が少ないこのエリアでは2本の巨木はかなり遠くの場所からでも目に入ります。

私は神社などにある古木を見るのが好きで、長い年月、風雪酷暑に耐え抜いた雄々しい姿に何とも言えない頼もしさを感じます。また山奥などの安全な場所ならまだしも、人里にあって伐採や人災の憂き目に遭わなかった運の強さ、樹木を代々にわたり保存してきた人々の熱意が、現在の形に実を結んでいるのだという事を思わずに居れません。