- 妖精と妖怪のあいだ―平林たい子伝 (文春文庫 む 4-13)/群 ようこ
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タイトル買い以外の何モノでもありません。
自分が「化け物」扱いされるようになった昨今では、尚更興味惹かれるものが(笑)
ムレさんの書いた女性文筆家・平林たいこの評伝…ってそれは見りゃわかるけど、最初(副題除く)タイトルだけ見た時は小説かと思ってました。
実は作品を読んだことなくて、ごめんなさいって感じなんですが、女性文筆家の評伝って…奔放というか、ぐちゃぐちゃどろどろなものが多い気がね。『かのこ繚乱』くらいしか読んだ記憶がないけど。
そうじゃなきゃ評伝は書けんか。
心が洗われるとか、清々しい気持ちになる小説とは全く違うし、実在の同性だけに「平林さん、もうやめようや」みたいな気持ちにさせられたりもする。
肝っ玉母さんのような風貌とは裏腹に、性に、創作に、恋に、常に一つところに留まって居られない、こういう風にしか生きられない人だったんでしょうね。
<私という人間は他人から見れば、平安でけっこうだと思われるようなとき、自分の生活に不満を感じる人間であった。一ばん私が当惑するのは、無事ということであった。だから、世間で考える世渡りの険路が、私には平坦路で、世間の平坦路が私には険路だった>「砂漠の花・第二部」
林芙美子、円地文子、宇野千代など女性文筆家との交流話もいろいろ。