お出掛けの日の続きです。
幼馴染と古代メキシコ展を後にし、飲みに参りますぞ。
まだ明るい内から、魚と日本酒のお店へ。
私は一杯目に尾瀬の雪解け。
雪の漢字の付くお酒の中でも、上位に参ります種。
ひやり美味い好きなお酒です。
向かいで写楽。
写楽はしっかりと輪郭のある玄人向きなお酒ですね。
飲みながら、毎日忙しい幼馴染が最近の政治と世界情勢のことを殆どご存じでは御座いませんでしたので、一から話す勢いでよく喋りました。
二杯目。
羽根屋、純米吟醸。
日置桜、生もと純米。
これもどちらも間違いのないお酒です。
ほっけを二人で摘まみながら、イスラエル、アメリカ、ウクライナ、ロシアのお話。
そうしましたら、幼馴染の背中の向こうで飲んでいらっしゃる男性が、此方をちらりちらりと振り返って確認なさいます。
どうも、このようなチンピラが政治のことや世界情勢のお話をしておりますので、珍しいのか頷いたり少し驚きの瞳で見て下さいます。
この男性も普段から海外ニュースチェックをしていらっしゃるのでしょう。
頷く頻度で私の考えとあまり変わらないことを察します。
三杯目に花陽浴。
こちらは憧れの御酒でして。
四合瓶もほいとは購入出来ない高価なお酒なのです。
お店に御座いますのを初めて見ましたので、うきうきと注文致しました。
銘柄に偽りなしな、華やかフルーティ。
花弁が空から降って参りますような、春の日差しを感じる素敵なお味です。
此方を飲んでおります間に先程の男性がお勘定のご様子で私の間近まで参りまして、此方をじっと見詰めますので軽く「もう自民党はいけませんなあ!」とお話を振ってみましたら、うんうんと頷き「もうあんなんあかんでえ」と不満を二言三言。
私たちも頷き、お支払いを終えた男性へ手を振りました。
最後に濁り。
初めて見るラベルでしたが、甘くて軽く、爽やかな感。
完全にジュースでありました。
飲み易かったので、これは軽く飲む日に良いなあと思い、機会あれば購入しようと思います。
幼馴染はとても頭が良く、私の発した言葉が少なくとも、普段生活ではあまり使用しない単語でも殆ど全てすぐに理解して下さいますので、全くすれ違いが御座いませんし、話が前へ前へと進みますのでストレスフリー。
その意見の意味が分からないと申しますと直ぐに違った角度からの話が出来ますし、知識が多岐に渡りますので無限大に広がってしまい、どこへ戻すべきかわからなくなるのはご愛敬で。
全て声に出さずともお互い理解出来る場面なども御座いますし、対立する意見の交換も相手の話の筋が通っておりますので躓くことなく充実の時間が過ごせます。
こういった方との時間は幾らあっても足りませんね。
久し振りに少し小難しい話が出来ました。