ペルーの辛さ |  青行燈

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花粉症が厳しい時期になりました。

お薬が効いていることは効いているのですが、完全に何の症状もなくなったと感じましたのは一日目だけで、今は痒みも少しずつあちらこちらで。

常に倦怠感と眠気が御座いますし、これはいつも通りその内に肌ががさりとして参りますでしょう。

 

そんな中、友人がペルー料理のお店をお教え下さいましたので、大変に興味を惹かれ行って参りましたよ。

下町の商店街の中にあるお店ですが、とても可愛らしいお店です。

アルパカの切り抜きが縫い取られたバッグやビーズのアクセサリーなど、わくわくするグッズも置いて御座います。

古代文明の大好きな私が、一度参りたい国です、ペルー。

 

ARROZ CON POLLO アロス コン ポイヨ。

 

ペルーの公用語はスペイン語です。

味の付いたお米が好きですので、スパイスの利いた鶏肉付きのピラフを注文してみました。

パクチー入りのサラダも。

ここに、南米アンデス原産の唐辛子ロコト(Rocoto) 、玉葱、塩と檸檬、オリーブオイルを混ぜて作りました調味料が参りました。

これがとても美味しくて、スパイスの利いたお米にぴったりです。

気に入り、沢山ご飯に混ぜ込みこればかりを食べてしまいました。

 

お店を出ます折にその旨を伝えましたら女将さんが奥から出て来て下さり、これを使って作るのと、冷蔵庫を指差して下さいました。

女将さん、冷蔵庫の高い位置に仕舞われておりました此方の瓶に手が届きませんでしたので、私が冷蔵庫から出し、作り方を聴きつつ既に私の中ではこの一瓶を購入予定。

“イサベル夫人”という名の商品名ですね。

スペイン占領時代を思います。

イサベルはスペインに黄金時代を齎した女王のお名前ですが、お洒落な奥様が使う調味料という雰囲気で名付けてあるのでしょう。

私の自宅近辺では手に入りそうにありませんでしたし、触れてしまいましたので無論、帰りに購入させて頂きました。

帰宅して熱い高山の国の味を再現出来ますことが楽しみですよ。

 

焼きそばの様なタヤリンサルタド。

 

ツナとラディッシュのサラダ。

 

香辛料が好きなので、暑い国のお料理はどれも好きです。

恐らく日本人向けにスパイスも控え目になっておりますので、上記の辛い玉葱がとても良かったです。

 

マンゴージュースとラムのカクテル。

 

友人は紫玉蜀黍のジュース、チチャモラーダを注文しておりました。

少し飲ませて頂きますと、私にはとても甘くて甘さに驚いてしまいました。

見目により、赤ワインの渋みを勝手に想像してしまっておりました。

玉蜀黍のお味は甘さによってよくわかりませんでしたが、甘いものがお好きな方はきっと気に入るでしょう。

 

此方はピスコとマンゴーと苺のリキュールで作りました、Primavera。

プリマヴェーラは春という意味ですね。

今の時期に頂くのに、大変宜しいです。

 

最後にマルガリータを注文致しました。

写真を撮り忘れましたが檸檬がとても新鮮で、ドリンクの中で此方が一番美味しかったです。

 

友人と歓談しておりますと、海外の方が入店致しまして。

お若い男性ですが目が合いましたので笑顔を返しますと、その後も少しお席の方より視線を頂きましたので、手を振りました。

店主とスペイン語で話していらっしゃいましたが、私たちに日本語でお話掛けして下さいました。

お勘定の折に、「甘い物が好きならそのクッキーがお勧めですよ」とお教え下さいました。

大きなお菓子です。

アルファフォレスというのですって。

ボリビアやアルゼンチン、スペイン、ポルトガルなどでも食べられているお菓子だそう。

元になっているのがアラブの食べ物ですので、アラブ語で“詰め物”という意味だそうです。

キャラメル味の濃厚なコンデンスミルクのソースが挟まっているものだと書かれておりましたが、こちらのものは杏のジャムです。

コンデンスミルクですと、私には甘過ぎだったでしょう。

流石に甘さを覚悟して食べましたが、見目の割にそこまで甘くはなく、ココナッツの食感も利いていて、さくさくで美味しかったです。

ケーキくらいの大きさですので、二人で分けて丁度良い感じです。