J3リーグ2017最終節・ホームC大阪U-23戦 | FC東京・応援者のブログ

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J3リーグ2017
最終節ホームC大阪U23戦
 
東京U-23 2 - 1 C大阪U-23
 
ありがとう、石川・徳永
そして大久保も・・・
 
ここでのテーマは石川と徳永、そして・・・。
石川は引退し、徳永は故郷長崎へ。
 
 
前日のJ1ラストマッチをスタメンで飾った石川。DFライン裏でボールを受けようとする動きが、相手の脅威になっていたよね。
 
みんな心の中で思っていたはず。「全然やれるじゃん!引退なんて撤回してくれていいって!ダマしたな?って笑い飛ばしてやるから!」って。
 
でもきっと「その日やれるかどうかは、朝起きてみないとわからない状態」なんだろうね。
 
 
 
キュンキュンのキレッキレ!撃てば入ったあの頃を思い出す。あれも「怪我する前と全く同じプレー・スタイルというわけにはいかない。」と、新たに活きるカタチを模索した結果だったね。怪我さえなければ、躍動感溢れるプレーをもっと長く観ていられたはずなのに。偉大な選手が引退する。本当に悔しい。
 
記録上の石川ラストマッチはこのJ3。実質は前日のスタメン出場J1最終節ホーム味の素スタジアムながら、コンディション調整が不透明だったのでしょう。クラブからは「どちらかには出ます。」的アナウンスとされていたため、興行上、無理にでもベンチ入りせざるを得なかったといったところか。
 
 
でもいいんだよ。石川のプレーが1分1秒でも長く観られるなら、どんな形だっていいじゃない。J3も様々決着した後の最終節だったしね。最後の茂庭投入もさ、粋な計らいってヤツだよ。
 
方々散ったかつての青赤や、田中隼磨まで駆け付けて、「これもまた古き良きトーキョーだな。」と思ったよ。
 
 
 
オンザボールでは少し足につかなかったけど、ご愛嬌。CKからアシスト決めて、有終の美、大団円。
 
石川はアタクシにとって間違いなくJリーグNo.1のアイドル。これまで最高の時間を本当にありがとう。
 
 
東京一筋14年、レジェンド徳永のプレーは長崎の地でこれからも続く。
 
東京でやり切る道もあったけど、キャリアを重ねてきた中で、ここにきて故郷長崎のJ1昇格が決まった。心情はよくわかるし、全てはタイミングなんだろうと思う。
 
この人の凄さは、どんな状況・ステージでも計算できる際立つ安定感。歴代クラブ監督、2度の五輪監督、誰が来ても右サイドバックは徳永。とにかくパフォーマンスがブレない。同時に怪我にも強く、シーズンを通して、いや14年を通して、離脱することも無い。
 
対人プレーに滅法強く、その時々のイキの良いアタッカーが勢いにノッて仕掛けてこようが、出会い頭の勝負に負けることがあっても、2回目以降はキッチリ抑え込んでしまう。石川同様に偉大な選手。
 
キャリア終盤を迎え、センターバックを主戦場にまだまだ一線級でやれるはず。同じJ1であるし、再会が楽しみ。
 
 
最後に大久保嘉人に触れると、どうだろう、彼に対しては申し訳なかったように思う。
 
ファンとしては、見て見ぬフリしていたクラブ・選手達の甘さ。相当に根深い問題が今年一気に表面化。いや、大久保を含め実績十分な選手達の加入・主張が、表面化の契機になったのかも知れない。
 
川崎出戻りに「たった1年で?」と思う人もいるだろうし、それは自然な受け取り方だけど、一方で東京を見続けてきたファンなら感覚的にわかると思うんだよね。東京の抱える問題は、ひとりふたりの選手が1年やそこら抗って解決できるほど浅くはないはずだ、と。
 
大久保がキャリア終盤にあることは間違いなく、そんな彼が自分の欲求に素直であって悪いはずがない。東京の土壌は脆く浅く、その再建に付き合っているほど彼には時間が無かった。そういうことだよ。
 
 
降格年すら下回る低調な時間を過ごした2017東京。石川、徳永、そして今年ファンの期待を一身に背負った大久保も去った。それでも石川はこの経験・想いをもってスタッフとして尽力してくれるわけだし、大久保加入は東京積年の問題を表面化させてくれたひとつの要因となったはずだ。そう思えば「2017東京は底だけど、未来の成功へ向けては必要な1年だった」とも言えるんじゃないかな。