春の嵐は生温い刃物の様だ。

わたしの身体を見えない傷でいっぱいにする。花を咲かせる優しい風なんかじゃない。

みんな行かないで。
みんな行ってしまえ。

行ってしまおうか。
なんか…心臓そのものを見ている見たいだったな。

暗闇で跳ねている姿とか、息遣いとか。

脆く強く生きている。


久々に呑んだアルコールのせいかな。今すごく寂しい。

たぶんあの人から離れたから。
明日は、ずっとずっと憧れていた人に初めて会いに行くよ。

少年みたいな硝子の声で歌う人。
さぁ
天国のドアを叩いて
晴れ渡る空のその向こうに。

おやすみなさい。
世界が終る時、後悔するぐらいこの世界に賭けたい。

注ぎ込んで注ぎ込んで、終わっちゃうのかよって思いたい。

今手放したらどのくらいの悲しみなんだろう。

たいしたことない。

足りないんだよ。

世界が終わっても後悔しないなんて嘘だ。

愛してるに限りなんてないんだ。
もうわたしの願いなんて、あなたの願いなんてどうでもいい。地面に耳付けて聞いてみろよ。