将来の夢 | 善住寺☆コウジュンのポジティブログ☆ 『寺(うち)においでよ』

善住寺☆コウジュンのポジティブログ☆ 『寺(うち)においでよ』

但馬、そこは兵庫の秘境。大自然に囲まれた静かで心癒される空間に悠然とたたずむ真言宗の御祈祷と水子供養の寺『善住寺』。目を閉じてください。聞こえてくるでしょう。虫たちの鳴き声 鳥たちのさえずり 川のせせらぎ・・・誰でも気軽にお越し下さい。寺(うち)においでよ!

 私は将来はパティシエになりたいって、カホが目を輝かせながら夢を語った。

 ミユが横で、私は学校の先生って、やや遠慮がちに言う。

習字の練習を終えた後の一コマ。


 ヒロコも学校の先生がいいと言った。

彼女のうちもお寺なのだが、弟が継ぐからと、自分は違う夢を探していた。


 「先生はサラリーマンなんでしょ?」

新聞で連載している僕のコラムでも読んだのか、そう聞いてきた。


 「そうそう、先生はお寺を継ぐのに抵抗があってね~。

ヒロコがもし男の子だったらお寺継ぐように言われてたんだろうね。

そしたらどうだった?」

 そんな質問に対し、彼女は答える。

「別に継いでもいいですよ。決められている方がいい。」


 そ、そう。。。

君のほうが僕よりお坊さんに相応しいかも。。。


 ハルナはケーキ屋さん、とはずかしげに笑う。

対してヒナタは真剣な表情できっぱりと言った。

「カリスマショップ店員!」


 カ・・・カリスマ。。。

あの~。。。

カリスマがつかないとダメすか。。。


 カンタはなんと国会議員。

頑張れよ。

故郷のために(笑)


 今来たばかりのコウシロウも興味津々。

この習字教室唯一の保育園児。


 「え~っとな~

僕は、サッカーの選手。」


 あれ?

うちの絵馬に宇宙飛行士って書いてなかったっけ?


 そっかそっか。

みんな立派な夢なんだけど、

 う~、、、

なんだか寂しい。


「こら、誰か習字の先生になりたいって人はおらんのか?」

思わず僕はみんなに訴えかけた。


 カホとミユがしょうがないな~といった雰囲気で

「じゃあ2番目に習字の先生。」

「じゃあ私は3番目に習字の先生にしとく。」


 じゃあって。。。

 しとくって。。。


 そんな僕に気を使ってくれたのか、コウシロウが助け船を出してくれる。

「今決めた。

一番目に習字の先生。」


 お~、ありがとうコウシロウ。

先生になるために頑張るんやで。


 「2番目はサッカーの選手。

3番目は水泳の先生。

4番目はECCの英語の先生。

5番目は将棋の先生。」


 え?

そんなにあるんすか。

来週にはランキングがまた変わってそうだな~。。。


ちなみに中学生のユキヒロは

「ん~、バイトでもする。」


 って、こら~!!!




  あ~将来が楽しみだ☆