東洋医学・・・についてのぼやき。
9月になってしまいました。
今日は雨が降りましたが、なかなか涼しくはなってくれません。
かえって蒸し暑い。。。
鍼灸専門学校では9月に前期試験があります。
今日はその問題をつくりました(^ε^)v
気になっていた仕事がすんで、ほっとした。
でも10月から東洋医学の授業(座学)をしなければならないので、
ちょっとブルーです。
東洋医学って、ちょっとかじる分には楽しいんだけど
理屈を理解するだけでなく、きちんと自分のものにして、臨床に役立ててゆくのは
とっても難しい。
中医学とか経絡治療とか伝統鍼灸とか、日本の鍼灸にはいろんな流派があり
実技ではいろんな先生から習っている学生たち。
座学では流派にとらわれずに、東洋医学の考え方というのをざっくり教える。はずやねんけど。
どうやって説明していったらいいかな?と迷う日々。
脈診が苦手な学生も多い。
いまは「脈診もできない鍼灸師なんて!」という風潮が強いけど
脈診できなくても、東洋医学の鍼はできるよ(できた方がいいのは勿論だけど)。
東洋医学って、なんですか。
西洋医学の解剖・生理がわかる前、人間の身体の構造・しくみが解明される前、
心臓や肝臓や腎臓や肺や、脳やら神経やらリンパ節やらが何してるのかわかる前、
それでも「みえない身体の中で何が起こっているのか」を推測して
病を治そうとしたした人々の知恵と経験の結晶・・・・です。
体内は見えない。だから、体表から観察する。
体内で何が起こっているのか、必死で探る。
その方法が、脈診であり、腹診であり、背侯診であり、尺膚診であり、
体内の異常を説明するための方法が陰陽・五行論だったのです。
脈診が苦手なら、腹診や背候診や尺膚診でがんばったらええねん。
(私自身がそうだから、ちょっと言い訳じみてるけど
)
脈診は、毎日自分の脈を診ることから始めよう。
いつでも、ちょっと診てみる。
暑くてたまらんときの脈。
疲れたなぁ、しんどいなぁというときの脈。
湿気にやられて身体がだる重いときの脈。
試験前で焦っているときのストレスだらけの脈。
睡眠不足でぼーっとしているときの脈。
やれやれ、やっとすんだ、と ホッとしているときの脈。
毎日、いろんなときの脈を診ていたら、きっと何かわかってきます。
と書きつつ、今の私の脈みたら絵にかいたような弦脈で
めっちゃ長~~い。。。
もうじき、今日最後の予約の方が来られます。
明日はゆっくり休んで
9月、またがんばりますでぇ![]()
統計から思うこと
気がつけば8月も終わりかけ。。。
9月からまた授業も始まるのに、試験もあるのに、
・・・何も準備していない・・・(;´Д`)ノ と 学生のようなことを叫んでます。
10月からは後期の科目も始まります。
公衆衛生学の授業もやらねばっ!もう新しい統計も出始めるシーズンです。
というわけで、
厚生労働省と統計局のホームページを片っ端からチェック!
・・・そしたら、けっこうショックな事実がいくつも出てきました。
今公表されつつあるデータは、2011年度のもの。
つまり震災後、はじめて出されるデータです。
人口は減ってるだろうなぁとは思っていましたが。
まず、去年まで26年連続世界1位だった女性の平均寿命が
2位に転落してました。男性は4位から8位に転落。
死亡者数は、119万人から125万人に、6万人増加。
日本の人口は 1億2779万9千人で、2010年から25万9千人の減少。
これはつまり、死亡増+出生数の低下と、
日本を離れて海外に移る人が(外国人を含めて)増えたわけです。
都道府県別人口では。
人口減少の1位が福島県で約2%の減少。
震災で亡くなった方と、県外移住した方々、あわせて2%ということでしょうか。
2位が岩手県。3位が秋田県。
それから死因別死亡の順位にも大きな変化がありました。
日本人の死因は、もう30年近く、
1位 がん、2位 心疾患、3位 脳血管障害
というのが不動でした。学生には「常識でしょ!」と言ってきた。
それが去年は、3位に「肺炎」が入りました。
脳血管障害で死亡した人の総数は増えていたにもかかわらず、順位は4位に。
肺炎が増えたのは、津波や避難生活の影響だろうと思います。
そして、2万件近い増加で5位に入ってきたのが、「不慮の事故」でした。
厚生労働省の無味乾燥な数字データの羅列なんですが
表や数字を眺めていたら、
あの震災が日本社会全体にどれだけ大きな打撃を与えたか、
じわじわ、じわじわ、身に染みて感じられました。
でも。
不思議な変化もみられました。
「自殺者数」と「離婚件数」は、2011年は減少していたのです。
・・・これは、被災地以外に住む人々が受けた影響じゃないでしょうか。
あの大災害の報道を前にして、
改めて今日生きていられる幸せを大事にしよう。
とか、家族を大事にしよう。
って、思えた人も、多かったのかもしれません。
後期、公衆衛生、がんばろうと思います![]()

