meditation(瞑想)は中国語の「ching-jing-wu-wei」(何もせずに静かに座ること)を訳したものですが、原意を伝え切れていない言葉です。道教や仏教の信者は、人は誰も、自分という存在の芯となる部分の奥深くに、原始の魂という尊い真珠を持っていると考えています。この尊い真珠は全宇宙を映す鏡なのです。


インドには心を静める瞑想の「サマーディ」があり、ヒンドウー教、仏教、ジャイナ教でよく行われています。人の精神エネルギーの経路を開き、向かうべきただひとつの方向に心を導く可能性を秘めているところから、精神修養に不可欠なものと考えられています。  


瞑想とは何か?どんな文化も、それに対する答えを持っています。だた座って、そこに「いる」ことは、私たちが命と引き換えに無視している、人間の自然な要求なのです。(途中、省略)ただ「いる」こと、そして自分の思いや不安を静めることこそ、私たちが必死で身に付けたいと願っていることなのです。


『ヨーガの世界』(キャシー・フィリップス著 産調出版)p131より一部を引用しました



浄化の呼吸~クリアのひとつ、カパーラバーディは、副鼻腔の浄化法です。呼吸器と鼻孔を掃除し、胃と腸からガスを追い出します。また、頭脳を刺激し、集中力を高める効果もあります。腹筋を激しく収縮させて汚れた吸気を鼻の穴から出し、すぐに腹筋を縮めて新鮮な空気を吸い込むのが、カパーラバーディの呼吸法です。


非常に強い効果のある呼吸方法ですから、あまり長時間行うのは避けてください。カパーラバーディのあと、かすかに“ハイ”な状態であれば、過呼吸になっています。目から耳に問題がある人、低血圧あるいは高血圧の人、妊娠している人は行わないでください。


『ヨーガの世界』(キャシー・フィリップス著 産調出版)p129より一部を引用しました


キャシー・フィリップス, ハーパー 保子
ヨーガの世界

プラーナヤーマで学ぶ呼吸の機能は、3つあります。プーラカ(息を吸うこと)、レーチャカ(息を吐くこと)、クンバカ(息を吐いて止めること)です。息を吸うと胸郭が広がり、肺は新鮮な空気で満たされ全身を酸素がめぐって内臓が活性化されます。息を止めると血中の二酸化炭素が増え、体内の温度が上がります。また息を止めることには、酸素が血液中に吸収されやすくするという重要な役割もあります。息を吐いている間、横隔膜は元のドーム型に膨らみ、有害物質と不純物質でよどんだ空気は肺の外に押し出されます。


呼吸は、自分はどういう人間かという本質的な部分と結びついていますから、意思の力で変えたり、全力を注いだからといって変えたりできるものではありません。プラーナヤーマを必死で行おうとすればするほど、呼吸は捉えどころのないものになるでしょう。結局、誰もが行き着く結論は、呼吸に注意を向けることでしか呼吸は変えられないということです。大切なのは、呼吸を観察することなのです。


『ヨーガの世界』(キャシー・フィリップス著 産調出版)p128より一部を引用しました

横隔膜や他の呼吸筋がきちんと働くためには、正しい姿勢で座ることが必要です。息を吐いたときに脊柱の下部が下に引っ張られて、背骨が開放されるように、背骨とその筋肉は横隔膜の動きにあわせてバランスをとらなければなりません。背骨の4ヶ所の曲線が他の3ヶ所と楽にバランスをとりながら、背骨が無理なく自分を支えられるように、骨盤は前後どちらにも突き出さないでください。肩はリラックスして、顎は引いた状態にします。


呼吸と瞑想の姿勢の代表といえば蓮華座のポーズですが、その理由は上で述べたバランスの取れた姿勢に自然に入れるからにほかなりません。(途中、省略)他にもヴァジラーサナ、バッダ・コーナーサナ、両足をしっかり床につけてまっすぐな背もたれの椅子に座る姿勢も適しています。


どのような形で座るにせよ、ルールは同じです。息を吸うときは肩が上がりがちですから、力を入れないように注意すること。そして息を吐くときには肩を下げて、首の後ろを柔らかく、伸びた状態にすること。


『ヨーガの世界』(キャシー・フィリップス著 産調出版)p128より一部を引用しました


キャシー・フィリップス, ハーパー 保子
ヨーガの世界

☆トモコさんの6月のクラスのお知らせです!


2007.6.5(火) 池袋  19:45~21:00 AB
2007.6.6(水) 神楽坂20:15~21:45 
6/6 クラステーマ:ハートオープン


AB:アヌサラヨガ・ビギナーズ


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ハートオープン *クラスメッセージ


ストレスの多い現代社会では、気づかないうちにストレスを抱え
心身のバランスを崩すことも多くなっています。


特に、梅雨の時期には天気と比例して気分まで落ち込むこともありますよね。
そんな時に心を開きポジティブなエナジーを取り入れて
気持ちをリセットしていきま しょう!


どんな心理的不安も、最初は身体の前部で感じます。


悲しかったり、腹を立てたり、何かを恐れたりするとき、こうしたエネルギーには
どれも収縮する性質があるため、私たちは身体の前部を縮めて小さくします。

そこで、前部を開放するハートオープナーのポーズを中心に行うことで
心と体を解放していきます。


ハートオープンは、『自分、ピュアな本当の自分に触れる』ということも
意味します。


ハートオープナーが心にも与える影響を体感できると思います。

心と身体にストレスを溜めない生活を身につける
きっかけになっていただければ 嬉しいです。


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*詳細は、スタジオ・ヨギー各スタジオ までお問い合わせください。
(なお、上記スケジュールは5/20現在のものです。日程変更等にご注意ください)



一般的な浅い呼吸と深い複式呼吸の違いは、人体で最大の筋肉であり、もっとも過小評価されている筋肉、横隔膜の果たす役割です。息を吸うと横隔膜は縮み、胸郭内の圧力が下がって、肺に空気が送り込まれます。息を吐くと横隔膜は緩んで引き上げられ、胸部でドーム型に戻るため、胸郭のスペースが減って、肺から吸気が押し出されます。


人間は本来、深い腹式呼吸をするようにできていますが、多くの成人は胸で浅い呼吸をしています。呼吸時に正しく働いている横隔膜は、腹部全体と門脈の循環を刺激するポンプのような役割を果たします。


横隔膜を正しく機能させるためには、息を吐きながら腹筋を引き締めることです。すると、息を吐き終わること、横隔膜が緩んで背骨が自然に伸びる瞬間がわかります。ただし、心を静めて、注意深く観察しなければわかりません。


この瞬間が見つかったら、ゆっくり味わいましょう。あわてて息を吸おうとしてはいけません。息を吸う動作が自発的に、あるべき速さで起こって、肺を満たし体の背面を広げてくれるのを待ってください。呼吸をしながら、穏やかな波が海岸に打ち寄せる様子を思い浮かべるといいでしょう。(以下、省略)


『ヨーガの世界』(キャシー・フィリップス著 産調出版)p128より一部を引用しました



・生命エネルギー(の流れ)
プラーナとは、息、生命、エネルギー、力という意味で、複数形で使われるとある種の生命エネルギーとか、エネルギーの流れのことで、アーヤーマとは伸ばす、拡張、長さ、幅、規則的、コントロールという意味である。つまり、プラーナヤーマは呼吸を長くし、コントロールするという意味である。


『シヴァ・サムヒター』はプラーナヤーマはワーユ・サーダナであると述べている。ワーユとは息、サーダナは求道とか探求という意味である。パタンジャリは、ヨガ経典の中でプラーナヤーマのことを、統一姿勢で吸気と呼気をコントロールすることと説明している。


・吸気と呼気、クムバカ
プラーナヤーマは、呼吸器官を、意識的に規則的にまた集中的に動かし、拡張する各種の方法である。それは長く、コントロールされた微妙な流れの吸気と呼気、クムバカから成り立つ。吸気は体の組織を刺激し、呼気は汚れた吸気と毒素を吐き出す。クムバカはエネルギーを全身に分配する。それは肺と肋骨を水平に垂直に、円周的に拡張する動きである。(以下、省略)


・体内の繊細な変化、心身の安定
プラーナヤーマは心身をひとつにするたんなる習慣的呼吸ではない。訓練された吸気により十分な酸素が入り、求道者の体内に繊細な化学変化が起こる。アーサナはプラーナの流れの妨害を取り除き、プラーナヤーマの実践は全身のプラーナの流れを規制する。また、求道者の思考と欲望と行動を規制し、自分自身の師となるために必要な、心身の安定と強大な意志力をもたらす。


『ヨガ呼吸、瞑想百科』(B・K・S・アイアンガー著 春秋社)p43より一部を引用しました



来月、東京および名古屋にてアヌサラ集中・トレーニングコースが次のとおり、予定されています。


■アヌサラ集中・トレーニングコース開催!


東京:2007年6月2日(土)スタート【AIC11】
(全6日間 毎週土日9:00~17:00)
インストラクター:トモコ


名古屋:2007年6月30日(土)スタート【NAIC02】
(全6日間 毎週土日9:00~17:00)
インストラクター:ヤスシ


■コースの概要はこちら



*お問い合わせはこちらまで
ヨギーインスティテュート事務局
E-mail:school@studio-yoggy.com


(*開催予定は5/10現在のものです。日程変更等にご注意ください。)




☆トモコさんの5月のクラスのお知らせです!


【5月】クラス・スケジュール(都内各スタジオ)


2007.5.28(月)渋谷 18:45~20:00 AN
2007.5.29(火)六本木13:00~14:15 AB
2007.5.30(水)六本木19:00~20:15 AB
2007.5.31(木)六本木14:30~15:45 AB


AB:アヌサラヨガ・ビギナーズ
AN:アヌサラヨガ



*詳細は、スタジオ・ヨギー各スタジオ までお問い合わせください。
(なお、上記スケジュールは5/10現在のものです。日程変更等にご注意ください)



ヨーガの呼吸法は、プラーナのコントロールを学ぶことによって心のコントロールに至ろうとするものです。心と呼吸は相互に依存しているからです。怒りや恐怖を感じると、呼吸は浅く、速くなり、乱れます。反対に、くつろいだり深く思索しているときの呼吸は遅くなります。これは自分で簡単に実験できます。


今いる部屋の中で一番小さな音にしばらく耳を澄ましてみましょう。何かに集中すると無意識に呼吸が遅くなり、時には息を止めていることに気づくはずです。


心の状態が呼吸のしかたにあらわれるということは、逆に呼吸をコントロールすれば心の状態もコントロールできるということです。つまり、呼吸を調節することによって酸素やプラーナの吸収量が増すばかりか、集中と瞑想を行う準備にもなるのです。


※『ヨーガ 本質と実践』(ルーシー・リデル著 産調出版)p67より引用しました