以前の記事で「だるま」に手足がないのは禅宗の開祖「達磨大師」が九年間座禅をして手足が腐ったことが由来・・ということを書きました。

 

          

 

 

今回その「達磨大師」について書いてみたいと思います (^。^)

 

 

 

 

 

「達磨太師」は、中国禅宗の開祖とされるインド人僧侶です。

 

 

         

 

今から1600年ほど前、南インドの香至国の第三王子として生まれました。

 

幼名は「菩提多羅 (ぼだいたら) 」 

 

若い頃出家して「菩提達磨(ぼだいだるま)」となり、インドで布教した後中国へ渡り、禅宗の基礎を築きました。

 

 

この達磨大師は、赤い法衣をまとった姿で描かれます。

 

 

    

 

 

この赤色= 緋色(ひいろ)は、僧階の最上位「大僧正(だいそうじょう)」が身につける法衣の色だそうです。

 

達磨大師は最上位の僧侶、ということですね! (・∀・)

 

 

縁起物のダルマが赤いのは「赤色が疱瘡(ほうそう)除けに効果があるとされたため」といわれますが、ダルマのモデルは達磨大師なので、この「赤い法衣」が由来でもあるようです。 (・∀・) 

(※ 疱瘡=天然痘)

 

 

       

 

 

「達磨(ダルマ)」という名前の由来は、サンスクリット語の「dharma(ダルマ」からきています。

 

 

「dharma(ダルマ」とは「法」「真理」などの意味です。

(その他多種多様な意味を持つようです)

 

 

  「達磨大師」=「ダルマ(dharma)大師」

 

 

     =「法・真理を司る大師」? 

 

 

 

       

「達磨図」雲澤等悦筆(部分)と 尾形守房筆(部分)

 

 

 

・・そんな偉大な名を持つ達磨大師のこんな像があります。

 

 

 

       

          「石榴紅釉達摩」Wikipediaより

 

 

 

 

・・・これは・・・サンタ・・・?(・Д・)?

 

 

 

 

    

 

 

 

赤い法衣をまとう姿は「サンタクロース」に似ているような・・?

(ヒゲも濃いですよね! ( ̄∇ ̄))

 

 

 

           

 

 

 

もしかして、同じ意味? (・Д・) (またあらぬ方向へ・・^_^;)

 

 

 

そしてこの、赤い法衣をフードのようにかぶる姿は、以前取り上げた「フリジア帽=赤い頭巾」とも通づるような・・?

 

 

        

 

 

 

「フリジア帽」

 

     

 

 

     

 

 

 

「フリジア帽」はフランス革命の「奴隷解放」のシンボルで、

「自由の象徴」です。

 

 

  

 

 

 

そして、そのフリジア帽のような赤いフードをかぶる「達磨大師」

 

 

達磨大師は九年間坐禅をし、悟りを得たといわれます。

(=覚醒者)

 

 

 

「達磨」がまとう赤い法衣も「フリジア帽=赤い頭巾 」と同じ、

 

 

「自由を手にした者の象徴」なのかもしれません・・? (・∀・)