前回「兜」について取り上げました。

 

 ↓

 

 

 

その時兜のについて調べていたら、興味深いことがわかりました。

 

 

 

兜って、てっぺんに穴が空いているそうなんです! ( ゚д゚)

 

 

 

 

   ↓

  

 兜のてっぺん 

 

 

 

この穴は「天辺孔(てへんのあな)」と呼ばれます。

 

 


兜によっては穴がないデザインや、省略されて塞がっているものもありますが、本来は穴が開いているのだそうです。

 

 

この穴は「烏帽子(えぼし)をちょろんと出すため」に作られていて、兜の下にかぶっている萎烏帽子(なええぼし)という黒く薄い布の頭巾を、そこから少し引っ張り出して、兜を固定していたそうです。

(ちなみにこの穴が「てっぺん」の語源です!)

 

 

 

 

 

そしてまた、この穴は「神様が降りる場所」と言われています。

 
 

天辺孔(てへんのあな)のまわりには「八幡座(はちまんざ)」という装飾金物がつけられていて、戦いの神を降ろすための場所 として神聖視されていたようです。

 


「天から神様が八幡座に降りてきて護ってくれる」

 

 

「頭のてっぺんに神を降ろして戦に勝つ」

 

 

「穴に神様が入り込む」

 

 

・・などと考えられていたようです。


 

 

 

「神が降りる頭頂の穴」・・・

 

 

それって、「大泉門」の比喩じゃないのかな?? ( ゚д゚)

 

 

赤ちゃんの時に閉じてしまう「大泉門」

 

 

 

 

これが開くと脳の血流が増し、未知の能力を得ることができると言われています。

 

 

(仏像には「肉髻(にっけい)」という頭の盛り上がりが見られますが、これは大泉門が開いた覚者の象徴という説があります)

 

 

「肉髻(にっけい)」

 

 

 

 

もしかしたら、兜の「天辺孔(てへんのあな)」には、そんな意味があるかもしれませんよね!? ( ・∇・)

 

 

 

 神降臨なのニャ!