「バベルの塔」で有名な「ピーテル・ブリューゲル(父)」
バベルの塔
(ブリューゲルは同名の息子と区別するために(父)と記されることが多いそうです)
そのブリューゲルの作品の中には、よく「球体」が描かれていて、大変興味深いので、取り上げてみたいと思います。
「ネーデルラントの諺(ことわざ)」
この絵画の中には 100以上の諺 (ことわざ)が詰め込まれているそうです。
その諺とともに、球体の部分をあげてみます。
「世界は上下さかさま」
「世に出たければ身をかがめよ」
「親指の上で世界を回す」
そして、もう一つの絵画。
「人間嫌い」
球体の部分
これを版画にしたものの、球体の部分がこちら。
この「十字架がついた球体」は、いったい何なのでしょうか??? (・Д・)
・・・と思って調べたら、この球体は、キリスト教の権威の象徴 「宝珠」なんだそうです。(知らなかった、常識? ^_^;)
こちらの絵画にも描かれています。
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン「ブラック家の三連祭壇画(部分)」
「宝珠」= 権威の象徴なのだとしたら、ブリューゲルの「人が宝珠の中に入っている」ということには、どのような意味があるのでしょうか?? ( ゚д゚)
専門家のいろいろな解説があるとは思いますが・・
とっても気になるので、自分でも考えていきたいです ^ ^
ちなみに仏教では宝珠はこちらですね ^ ^