以前の記事にも書きましたが、山門前にある松の木が枯れてしまい、本日6/27〜28の二日間に伐採作業が入ることになりました。お寺のシンボルでもあっただけに、これはとても残念です。
工事の安全を祈り、工事関係者と安洞院総代世話人の代表者が集い、長年の歴史に感謝を捧げ手を合わせました。
今回作業に入るのは、お寺の山の管理を一任されている大盛木材さま、株式会社リフテックスさま。阿吽の呼吸で樹木を解体していきます。
年輪を確認しなければ正確なことは分かりませんが、木こりの方々によれば樹齢200年は超えているのではないかとのこと。江戸時代からの歴史を見守り続けてきた大木です。


幹の部分が利用可能ならば、お寺の建築材として再利用していく予定です。明日の作業時に確認し、見立てが良ければそのまま製材所へ搬送になります。

出来れば次の命として生かしてあげたいものです。

住職

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画像の通り、安洞院の山門前にある立派な松の木が害虫の影響により枯れてしまいました。今後専門の業者を交えての伐採工事が入る予定です。

近年は里山の松の木も軒並みマツクイムシの被害を受けており、森林組合の皆さんのご協力を得て消毒などの対策を施していますが、なかなか効果が出ずに厳しい状況が続いています。


この松の木は安洞院の山道入り口のシンボルにもなっており、木のふもとには地蔵尊像、庚申塔、虚無僧尺八の名人である神保政之助の供養碑が建立されています。この松の木のあたりからは門前の田んぼが一望でき、古くから真夏の参拝者が木陰で休むための場所として愛されてきたとのこと。自然の摂理には敵わないのが何とも悔しいところです。


長くお寺の歴史と共に多くの人を迎えてきた木ですので、近々伐採を行う際にはしっかりと木の前で供養の法要を勤め、工事関係者の無事を祈念する予定です。

ちなみに住職である私も、毎日ランドセルを背負ってこの坂道を登りました。ちょうど木陰で一休みすると疲れも吹き飛び、ひと息に坂道を駆け上がっていったものです。

なんともいえない寂しさがあります。


住職


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今年度の安洞院護持会の営繕事業として、第一位牌堂のエアコンの設置工事の助成を行いました。格天井に収まるサイズの4方向カセット型のエアコンを2機、東西の天井部分に埋め込みました。これより白い部分を塗装して目立たなくする工程を経て完了となります。


第一位牌堂は40年以上前に建立され、比較的古い檀家の方々の各家の位牌と永代供養の位牌が祀られています。空気が抜ける構造ではないため、真夏には熱がこもってしまい、かなり暑い日には蒸し風呂のような状態になっていました。今回の工事を経て、これから夏のお参りも快適になりそうです。



設置工事の様子。仏具などを汚さない為に養生していきます。


格天井を大工さんが寸法ピッタリに切り抜き、この穴にエアコンが設置されていきます。天井を開けてみると立派な梁が縦横に架けられており、これまでの地震にもびくともしない強靭な構造が確認されます。朝に始まった作業は夕方6時前にはすべて完了しました。


この夏からエアコンも稼働予定です。

涼しくなった位牌堂にもぜひお参りください。

住職



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