「祈りの丘さくら」の門前にある胡桃川(くるみがわ)と周辺の田んぼに、在来種のホタルが飛び始めました。画像の通り、街灯も少なく真っ暗な闇の中に、ほのかに光るそれがホタルです。放流はしておらず、この地域に下水が入る前までは見られなかったホタルが、川の水がきれいになったことで戻ってきました。

実は、この地に生まれて今年で46年目を迎える住職も、幼い頃はホタルを見たことがありませんでした。よく目を凝らすと、オイカワ、ハヤ、ウグイなどの川魚が泳いでいる姿も見ることができます。


芝生型自然葬墓園「祈りの丘さくら」では、これから1ヶ月ほどの間は門前のホタルを鑑賞することができます。これもまた天地自然のめぐみがあり、美しい水、真っ暗な深い闇があるからこそ享受できる光景だと思うのです。

「自然葬」という言葉を用いながら、果たしてどこまで私たちが自然に手を加えず、現代のこの時代に自然の景観をお借りすることができるのか、この地を守る者として常に自問自答しています。


インスタに生える花手水や人間の都合で飾られる人工物ではなく、この空や山をいかに礼拝する場所として手を加えさせていただけるのかという一つの畏れのような感覚が、墓地使用者の皆様にもご理解いただければ幸いに存じます。


本日昼間の納骨の図。よくいただくご質問ですが、納骨時には芝生を直接歩かないように人工芝で養生した上を歩いていきます。


レンタル用の日傘もご用意しておりますので、ぜひご利用ください。

ホタル鑑賞の際は本当に真っ暗な場所となります。十分にお気をつけてお参りください。


住職

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こんばんは。住職です。ずっと放置していたブログですが、ここ最近の境内建物の整備が続いていることもあり、久しぶりにまめに更新しています。

今回は、しのぶ会館の西の座敷のロールスクリーン工事について。

以前は障子だったため、どうしても窓の半分は障子に遮られていました。年に一度、花火大会の時だけ障子をすべて外し、この画像のように壁一面のパノラマビューをお披露目していたものです。せっかくの景色なのに、一年のうち364日は隠れてしまっているのが勿体無いのではないか。。そう思って決断しての工事でした。


完全に閉めている状態だと、このようになります。和風のすだれ風のロールスクリーンです。夏も涼やかですね。


実は、ロールスクリーンを二重にしています。閉めると景色が見えないし、開けると眩しい。そんな時にはやさしく光を吸収してくれるシースルーのスクリーンがあったのでした。

費用は単純に2倍かかってしまいますが、住職のこだわりとして何度もシミュレーションを重ねてこの形になりました。西陽がまっすぐに差し込んでくるため、光量の微調整が難しい場所でもありました。


このお部屋は、写経会や会食のお部屋として皆様によくお使いいただいております。障子が無くなって一段明るくなった座敷にいると、広く見渡せる景色に心も広くなるような気がします。

もともとそこにあった景色ですが、遮るものがなくなったことで空間の雰囲気が全く別のものになりました。私たちもまた、先入観や自分が作り出している壁が、本当に尊いものの美しさを隠しているのかもしれない。

そんなことを感じさせられたリフォームでした。

会食のご予約が混み合ってきております。ご希望の方はお早めにお申し込みください。

住職


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しのぶ会館の南側の和室のリニューアル工事を進めております。こちらの座敷は次第に畳が痛み、床が落ちてきた場所もあるため、今年の護持会の修繕事業として行うものでした。会食にも対応できるよう、段差をなくした車椅子でもフラットに入ることができる入り口と、冬も暖かいように床暖房を入れました。


これまでカーペットを敷いてテーブルを置いていた場所です。だいぶ日に焼けて色が変わっています。もともとはこんなに青い畳だったのかと。。


畳を剥がし、床を壊して床暖房の機材を敷き詰めていきます。縁の下にもぐってみたところ、幸いシロアリが入っているような形跡は見当たりませんでした。ほっと一息です。


フローリング工事も無事に完成し、残す工程もわずかとなりました。幅木の塗装、建具の設置、ロールスクリーンが入れば完成です。今週末には完成し、バリアフリールームとして会食の会場としてお使いいただけるようになります。

無線LAN、有線LANの配線もしっかりと入っておりますので、葬儀の会計室や打ち合わせのお部屋としても活用していく予定です。檀信徒のためのスペースとして、多くの方にご利用いただければ幸いです。


住職


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