9月23日(水・祝)、毎年恒例となっている動物たちへのチャリティ法要である、「秋のお彼岸ペット慰霊祭」が執り行われました。雨天続きの日々でしたが、朝から太陽が出て暑さが心配されましたが、法要の時間帯は雲が出て過ごしやすい中に御焼香をいただきました。


会場設営時の様子。今回もたまのやの皆様のお世話になり、テントや椅子の設置を行なっていただきました。キッチンカーは普門院の紅葉でも大変お世話になっているAnyaさんが出店され、午前中はかき氷がよく売れるような陽気となりました。


写真映えしそうな「あじさいかき氷」です。色が素敵です。


会場には約80名の方が参列され、今年は約50件のお申し込みがありました。毎年顔を合わせる方や、かわいいわんこ連れの方など、和やかな雰囲気の中にお経が響きます。

こちらは法要のしおりと、当日限定のチャリティ御朱印です。1枚五百円で頒布し、全額を動物関係の団体へ寄付いたしました。14名の方にお求めいただきました。ありがとうございます。住職が一枚一枚ていねいに書いております。


こちらは今年思い出の写真をお寄せいただいた皆様の、大切な家族たち。思い出の写真の数々、誠にありがとうございました。


こちらはメッセージを記入していただく当日の塔婆です。心のこもったメッセージは翌日までこのままお供えさせていただきました。

今年の住職からの法話は「犬が伝えたかったこと」という短編映画のエピソードとともに、人間視点ではなく、動物から人間への視点ということを一緒に考えることをお話しいたしました。現在、各種動画サービスで視聴ができます。10分ほどの短編映画なのですが、強いメッセージ性と動物と人間の心温まる内容がぎゅっと詰まった作品です。

私たちの思い出は人間視点のもの。

しかし、ぐっと目線を低くして動物と同じ視点に立ったとき、どんな世界を犬や猫たちは見ていたのでしょう。下から見上げる、大きな人間の姿、やさしく空の上から守ってくれるような飼い主さんの笑顔、自分以外の視点に立った時に見えてくる世界には、たくさんの気づきがあると思います。

これを曹洞宗では「同事」(どうじ)といいます。

同じ目線で同苦同悲の心で向き合うこと。人間と動物という垣根を超えて、同じ命のまなざしで向き合う心は、本当に尊いものだと思います。ネタバレしないように最後の展開はお話しませんでしたが、Amazonプライムに加入されている方はぜひご覧ください。

泣けます。。どうかご自身の目で。

今回の法要にあたり、運営諸経費を差し引いた剰余金は全て寄付いたしました。

①福島大学ねこサークルへ20,000円

②SORAアニマルシェルターへ57,000円(寄付4万、篤志寄付1万、御朱印7,000円)

地元の福島大学で学生と猫の共生を目指す福島大学ねこサークル、長く地域で保護活動を行なっているアニマルシェルターSORAさんに寄付金としてお送りいたしました。また、たくさんのペットフードのお供えについても後日団体に寄付させていただく予定です。


<寄付報告>

(収入)272,000円

御布施収入255,000円

浄財10,000円

御朱印7,000円


(支出)272,000円

印刷費と郵送費90,000円

広告費30,000円

会場設営50,000円

供物、生花20,000円

雑費、スタッフ弁当代など5,000円

寄付金77,000円


お寺の金銭収入は一切ありませんが、こうして多くの人が集まり動物を思い、優しい気持ちになれる時間と場所があること。また、浄財がいまを生きる動物たちへ届くこと。このような目には見えない心の循環が生まれることが、なによりの喜びです。

また来年もお待ちしております。

住職


▼安洞院のペット供養「あいりんの塔」はこちら▼


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本日、境内で鮮やかな黄金色のキノコ「コガネキヌカラカサタケ」を見つけました。その姿から「幸運のキノコ」と呼ばれることがあり、幼菌の姿がお釈迦さまに似ていることから、「お釈迦さまのキノコ」と呼ばれることもあるそうです。 

 このキノコは、雨の後などに突然姿を現し、わずかな時間で成長して、数日ほどで消えてしまう儚い存在。毎年必ず見られるわけでもなく、出会える機会も限られています。 黄金色に輝く小さな姿を眺めていると、まるでお釈迦さまがそっと幸運を運んできてくださったような、不思議な気持ちになります。見つけられたこと自体が、すでに小さな幸運なのかもしれません。 

そんなエピソードを見ると、お釈迦さまのように見えてきて尊い感じがしてきますね。山門から少し先の参道に出ています。お参りの際は数日の命のこのキノコ、ぜひ見つけてみてください。

奇しくもちょうど昨日のエンディング産業展にて、遺骨を自然に還す「きのこ骨壷」の展示を見てきたばかりでした。きのこ、夏から季節が巡り、秋を感じますね。


住職


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東京出張の予定を終えて、有明GYM-EXで開催された葬祭関係最大の展示会「エンディング産業展」に商談も兼ねて行ってきました。以前は東京ビッグサイトで行われており毎年行っていたのですが、この2年ほどはスケジュールが合わずに参加できませんでした。

今回は当山の今後の運営のための設備導入の商談、多様化する供養の形へのご要望に対応する商品知識の習得、終活関連の情報収集、最新のデジタルやAIなどのコンテンツ活用の事例など、多数のミッションのための展示会でした。

安洞院や普門院の境内のデッドスペースがいくつかあり、何となくユニットハウスやあずまやを建設したいと考えています。今回の会場ではお寺のスペースを有効活用できるトレーラーハウスの事例があり、2社の方々とだいぶ深く話し込んでしまいました。

家族葬のためのトレーラーハウス、遺体安置のためのトレーラーハウスなどの事例があり、とても興味深い内容でした。基本的に建築確認が不要であり、空調や電気も設置されているため、スペースさえあれば気軽に導入できそうです。

テラスつきの休憩所、事務受付、ワークスペースの拡張など、寺院や霊園にもマッチしそうだと思いました。

(AREANO様)

「寺活」のネーミングでトレーラーハウスなどを活用、寺院の新たな価値を創出するAURA様のプロジェクト展示も面白かったです。この10月に那智勝浦の大泰寺様にオープンする事例が紹介されていました。境内の休眠地に新たなスペースを設置できるというもので、写経スペースやサウナ、宿泊棟が設置されるとのことです。行ってみたいですね。

法律上建築の許可が取れない場所でも車両という扱いで設置できることから人気があるトレーラーハウスやユニットハウスなど、今後の需要を感じるとともに、災害が多発する日本では建築に適していない水辺や山の法面付近などの条件も考慮する必要があると感じました。

建ててはいけない場所というのはその理由があるわけで、この点については思い先行ではなく、安全性の確認などが最優先だと感じます。

安洞院や普門院でもこれからの活用が可能であろう場所が多数あるため、ひとつの参考として資料をいただいてきました。霊園の休憩所などにはとても良さそうです。

ペット関連では、火葬ではなく水で遺骨にする水のペット葬。郡山に代理店があるとのことで、またお話しを伺ってみたいと思いました。専用の機械で3時間ほどで火葬のような遺骨の状態になるとのことです。しかも水なので、小さな骨のかけらまでくっきりと鮮明に残っているのが印象的でした。

きのこ骨壷。自然志向の強い方には合いそうだと思います。自然に帰りたいというご要望は安洞院にも多く寄せられ、祈りの丘さくらへのお申し込みも多数いただいています。とても興味深く見てきました。

最近ご相談が多い、手元供養やペットの供養に関するものたち。多数の新しい商品が陳列されており、今後の情報提供の新しい資料などをいただいてまいりました。道具が変わったとしても、思う気持ちは変わらないものです。

まだまだたくさんの写真がありますが、それはまた近々のセミナーや講演などでご紹介することといたします。久しぶりのエンディング産業展、懐かしい方や仏教関係者の方々にもお会いできました。情報交換のよい機会となりました。

当山でも力を入れている終活ですが、ここ最近はお葬式や法要などの今の悩みのほか、生前戒名や死後事務などのこれからの未来に考えること、またこれまでの多数の先祖をどう弔っていくのかという過去の問題など、過去現在未来の振れ幅が大きな時代を迎えていると感じています。

お寺の仕事はただお葬式や法事をやるのではなく、過去や未来の問題にどれだけコミットして寄り添いながら、一人一人によいゴールを考えることができるのか、時代の変化を痛感しています。

数年振りのエンディング産業展では、終活や死後事務関連、空き家問題、相続関係のブースの多さが目立ちました。これからの時代を象徴していると感じました。

これからも新しい知識の習得を経て、お寺の活動にフィードバックしていきたいものです。

住職



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