『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル (原題 I, TONYA)』
製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ショウゲート
監督 クレイグ・ギレスピー
脚本 スティーブン・ロジャース
キャスト
Tonya Harding/マーゴット・ロビー
Jeff Gillooly/セバスチャン・スタン
LaVona Golden/アリソン・ジャネイ
Diane Rawlinson/ジュリアンヌ・ニコルソン
Shawn/ポール・ウォルター・ハウザー
Young Tonya Harding/マッケナ・グレイス
この映画は、事件の真実・・と言うよりは、Tonya側の証言はこうだった・・と言う検証Movie的な作り。
個性的な面々なので、それだけで充分成り立つ。頭の悪さがにじみ出ている。
おかしいでしょ。何言ってるの?と思いながら。
Tonyaの下品さや粗野さもそのまま。そこを際立たせながら。
だけど、愛されなくて、愛されたくて、スケートにしがみ付いている弱さも描かれていて、彼女の表情が凄くストレートで、そこは流石Margot Robbieって思う。
私はスキャンダルに疎いので、こんな事件が有ったとも知らなかった。
オリンピックも観ないし。
そりゃあセンセーショナルで、無責任に騒がれたんだろうな‥と思う。
この映画では、暴力がキーになっている。
利己的な母親の精神的、肉体的暴力と、元夫の典型的なDVと、無責任な報道をするマスコミ&それに乗る聴衆からの精神的暴力。
エレガントなフィギュアスケートの世界で、貧しい労働階級の娘Tonyaは異端で、ヘビメタで滑った事も有るの?そこはちょっと見てみたいけど。
身体能力が高くて、才能がって、努力も惜しまないで、民衆に愛されたくて頑張って頑張って。それでも情緒面の演技力、表現力は持って居なくて。
温かさが無い。そこはもう、どうしようもない。体操とか、そう言うのが向いていたのかもしれない。でもやりたい事と向いて居る事は違うしね。
実際の捜査で事件の真相は明るみになっているんでしょ?それぞれ償ったんでしょ?
スケート剥奪が正当かどうか、分からないけど、この映画の中のTonyaは応援したくなる不器用な女の子だった。
作りが上手いな。