先日夏みかんのマーマレードとみかんのマーマレードを母に渡す際に
いつものサワードウ角食も焼きました。
ホワイトラインも綺麗に出ているし、角張り過ぎず、丸過ぎず、最近の2斤角食の中ではベストな焼き上がりです。
トーストした時にしっとりもっちりするのが角食、サックリ軽いのが山食ですが、
我が家は夫が山食派なので、実は散々焼いていながら私が角食を食べる機会はほとんどありません
でもたまには私も角食が食べたい
ということで2本✨
食パンが綺麗に焼けたところでお次はコッペパン。
食パンとコッペパンしか焼けないのかと疑われそうですが
でも、私は食パンとコッペパン以上に「日々のパン」に相応しいものはないと思うのです。
イングリッシュマフィンや白パン、レーズンパンも焼きますが、食パン&コッペの万能さには敵わないよねと思います。
それにしても我が家のオーブン、
こんなにも酷使され、そして故障の原因にもなる高温での連続使用を当たり前にされているのに
一つの不具合もなく丸8年。
電化製品は個体差もあると聞くので、私は頑張り屋さんの良い子に出会えたのだなと近頃頻繁に思います。
さて、
パンのピックアップが午前中に可能な時(前夜又は早朝焼成済)は父の運転でやって来て、
母が玄関先に来て立ち話だけで帰っていくのですが、それは帰宅後「サンドイッチランチ」をするのが両親の楽しみだから
コロッケやメンチ、野菜やチーズなどを準備しておいて、まだまだふんわりのパンを持ち帰ったら、
パンの手巻き寿司みたいな感覚であれこれ楽しむのだそう
私はこの話が微笑ましくて好きです😊
何だか平和だし、「パンを焼ける娘」で居られてよかったと思えるし、自家製酵母を大事に育て続ける理由にもなっています。
で、ここまで👆の記事は少し前に書いて保存していたのですが
今朝また新たに焼き上がり♡
サワードウの食パンでこんな風👆に製パン用イーストを使ったかのようにボリュミーに
焼けるようになるにはかなり研究&試作をしたので
パン好きの両親が生涯で一番好きなパンと言ってくれるのは嬉しいです☺️
普通の主婦がサワードウに興味を持ち、サワードウブレッド又はサワードウ元種のパンを焼く理由
長時間かけて生地中の糖をエサとして(分解しながら)発酵が行われるサワードウブレッドは
製パン用イーストを使って短時間で作られるパンよりも糖質が低くなり、
パンの弱点である「食後の血糖値急上昇」を抑えられるそうです。
そしてサワードウはプロバイオティクス(生きた微生物)、つまり生きたまま腸まで届き
腸内環境を整えてくれます。
腸内環境を整えてくれる微生物として乳酸菌(ヨーグルト)を思い浮かべますが、
乳酸菌は胃酸や胆汁に弱いので、多くのヨーグルトに含まれる乳酸菌は、
腸や十二指腸に達する頃には死滅し、生きた状態では届いていないそうなのです。
(単に動物性脂肪を摂取しているだけかもと言うのが中高年には辛いです)
そして昨今耳にする機会が増えたグルテン。
私はグルテン不耐性(セリアック病)の知識はほとんどありませんが、グルテンの問題点として
分解されづらい物質であるが故、消化排泄されたように見えても実は腸壁にこびりつき
腸を汚すそうです。
汚すだけならいい(わけでは無い)ですが、それはつまり腸が炎症すると言うことで、
栄養吸収の器官である腸の働きを阻害するとなるとそれは心配です。
サワードウは発酵の過程でグルテンを体が消化しやすいレベルに分解するので、
決してグルテンフリーではありませんが、体への負担が大幅に軽減されるそうです。
と言っても私は学者でも医者でもないので微生物や医学的な事は分かりません。
サワードウに興味を持ちいろいろ調べた結果、自分なりの理解で
嗜好品としては最高に心躍るけれど健康には「百害有って一利なし」かもしれない
普通の小麦のパンよりは
「一利もないかも知れないけれど、少なくても百害は無い」サワードウブレッドを
家族に食べて欲しいなと思って作っています。
※意識高い系からは最も遠い存在で、家にこもって手作りするのが好きと言うのが一番の理由です。