椿のように花ごとポトっと落ちないから散った後まで美しいですよね。
この道をしばらく歩いたところで、初めてお目にかかる地域のご婦人お二人に
「こんにちは😄これ少しいかがですか?」と声をかけて頂き
「何でしょう」と興味津々でダンボール箱を覗き込むと甘夏のような柑橘がいっぱい🍊
自分がこの木👇の下に居ることに気づき「わぁ嬉しいです」と答えました。
実は数日前に「今年はマーマレード用の甘夏をどこから調達しようかな」と思ったところだったのです。
私は頂いたものが甘夏だと思い込んでいたのですが、念のため「これは甘夏ですよね?」と聞くと「夏みかんよ」と。
この時は真冬に収穫して追熟させる知識がなかったので「1月に夏みかんきっと言い間違いだな」と思いながら、帰ってきました。
やっぱりこれ甘夏じゃないよね、夏みかんだよね。と気づきました。
それでも躊躇することなく、不勉強な私は甘夏と同じレシピでマーマレード作り続行
皮は、白いワタ部分を半分くらい削ぎ取って細切りに。果肉は薄皮から取り出して果汁と一緒にしておきます。種に含まれるペクチンがマーマレードのとろみ成分になるので、必ず一緒に煮込みます。
茹でこぼし&揉み洗い×1→水煮20分&揉み洗い×1→苦味抜きの浸水30分の後
水分を絞った皮、果肉&果汁そして分量の砂糖を加えたら馴染むまでおきます。
ガーゼに包む又はお茶パックに種を入れて加熱開始。
最初は中〜強火で、一度に煮立ったら中火にし灰汁を引きながらとろみがつくまで煮込みます。
使用する瓶の煮沸消毒も並行して行います
完成した時の写真を撮っていない手抜かりに気付かぬまま、ジャムが熱いうちに瓶詰めして煮沸脱気。
蓋の表面がペコンと凹んだら脱気成功👍
結果的に濃い色の良いマーマレードが出来たと思います。
本来の旬よりも、5ヶ月ほど未熟な夏みかんを使ってしまった割には香り良く、味の濃いジャムになったとは思うのですが、いつものマーマレードよりは酸味を感じます。
私は柑橘の酸味が好きなので、甘さと香り以外にほど良い酸味の利いたママレードは怪我の功名?か、とても気に入りましたが、それは結果論
やはり旬の6月だったら果汁と果肉はもっと瑞々しく、糖度が高い状態で使えたのに
それにしても、
地産地消ではありませんが、自宅から目と鼻の先にある夏みかんの木の恵みでジャムが作れるなんて本当に幸運でした。
横浜の中心部に比較的近いながら、私の住むエリアは昔からの穏やかな住宅街です。
初対面の方に夏みかんを分けて頂きながら立ち話をする幸せもこの長閑な環境のおかげ。
こういう日常が人生の贅沢なのかもしれません。