ユニオンジャックの話 | -アンティカペディア-

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イギリス、フランス、イタリアからのアンティークをご紹介させて頂きます。定番品からマニアックな物まで時代背景やそれに付随する情報を交えてご紹介させて頂きます。

今日はユニオンジャックの話です。


UK/ユナイテッド・キングダムは文字通り連合国で4つの国(イングランド、スコットランド、ウエールズ、北アイルランド)から成っております。 


もとは一つ一つの国でしたので初めからあのお馴染みの旗ではありません。

今日は現在の国旗になるまでの過程を紹介します。


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◆スコットランドとの併合

1603年にイングランドとスコットランドが併合

そして、1606年、イングランドの国旗(セント・ジョージクロス)にスコットランドの国旗(セント・アンドリュークロス)を組合わせて初期のユニオンジャックが完成。 



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イングランド                       スコットランド



                         ↓

まだ斜めの赤ラインがありませんね。


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しかし、↑はイングランド側で使用されていたユニオンジャックで、

スコットランド側では1707年まで↓が使用されます。 お互いの国の模様が前面に出てますね。
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上の2つになる前は↓の案もあったようです。 

個人的には中下と右上は不公平な感じがしないので、これはこれでいいかなと思います。

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◆アイルランド王国との併合

1801年、アイルランド王国との併合によりグレートブリテン及びアイルランド連合王国が成立しまました。 その際セントパトリック・クロスが組み込まれ現在のユニオンジャックが完成。

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                            ↓

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あれ、ウェールズはどこに入っているの?
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ウェールズは1284年にイングランドに征服されました。1606年に初期のユニオンジャックが登場した際には既にイングランドの一部という位置づけだった為に組み込まれず。


近年になってウェールズの意匠を取り込もうじゃないかという案もありましたが、

今更、世に知れ渡ったデザインを変えるのも変だし、ドラゴンを盛り込むのに違和感があるとの理由で現在に至ります。


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こんな感じになっていたかもしれません。 


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