おはようございます。
「マスコミが報道しない中国の真実」
管理人の長谷川です。
昨日の
影の銀行(シャドーバンキング)の実態、
分かりましたでしょうか?
今日はその影の銀行がどのようなところに
お金が流れたのか、詳しく説明いたします。
『影の銀行』
↓
農民に『理財商品』を売り、多額のお金を得る
↓
『影の銀行』が得たお金は、『共産党の地方政府』に回る
↓
『共産党の地方政府』は、『都市開発、不動産』にお金を充てる
↓
結果、巨大都市が出来上がる
という循環が出来上がっていました。
出来上がった巨大都市のうち
代表的なのがこちら!
○南モンゴル、オルドス市
→100万人以上住める都市に数万しか人が住んでいません。
(ハフィントンポストより)
私の尊敬する
中国通の作家、宮崎正弘氏はこう述べています。
「中国のGDPの48%が投資によるもので
特に不動産は12%占めている」※下記参照
投資によって作られた成長率だということがよくわかります。
そして不動産の実態はというと・・氏の著書にて
「2014年のマンション成約率は、
アメリカの証券会社系シンクタンクの調査で
約15%と報じられています。
現在の空室は最低8500万戸、
最悪の場合、1億1千戸が余っているという。」
とんでもない数…(-_-;)
「200か所ある」と中国機関紙「人民日報」で報じています。
当ブログでも
そのゴーストタウン【中国の呼び方:鬼城(グイチャン)】
の実態について、幾つか書かせて頂いております。
→『【100万都市】に人がまばら…ゴーストタウンの実態』など
(リンクがございます。)
考えてみてください。
この不動産って、そもそも投資の理財商品として
影の銀行が、農民から集めたお金で作られたんですよ!
空室になるということは、集めたお金を
銀行に戻せず、理財商品の利益を
農民にも支払うことができなくなったのです。
怒りがたまった農民は、影の銀行に
お金を返してくれといいに行きますが
銀行のトップは、そこにはおらず、もぬけの殻。
↓
昨日のブログで怒れる農民の実態を書きました。
「農民のお金が消えた!中国『影の銀行』の罪」
(リンクがございます)
ひどい話ですね( ̄□ ̄;)
その結果、
大量の不良債権ができてしまいました。
中国の投資による債務総額は
アメリカのコンサルティング会社「マッキンゼー」
の推計でGDPの282%にもなっているそうな…。
すでにこの状態は
海外では調査済みで、報道もされていました。
昨今、中国にいる投資家が
なぜ富を持って海外へ流出しているのか
お分かりになったかもしれません。
・・・「中国国内でこのような危険な投資が多く
不良債権も多くなっていることに気付いたから」に他なりません。
○天津のゴーストタウンの夜の光景。灯りがほとんどついていません。
すなわち現状の上海株の暴落は
海外では、すでに「予想された」状態だったのです。
日本のテレビでは、「アベノミクス批判」ばかりで
隣の国で、驚愕の事態が起きていたことを
報じてこなかったといわざるを得ません。
そして昨年末より提案されたAIIB(アジアインフラ投資銀行)
これがなぜ構想されたのか・・・
中国では、不良債権が膨大な量となったにも
関わらず、マンションなどを建てる建築業者・そこで働く労働者が
残っているのです。
AIIBは、海外からお金を集めて
『中国の有り余った労働力を
海外に展化させようとしているのではないか?』
と思います。
※引用:宮崎正弘著
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