万華鏡展　　in フィオーレの森

フィオーレの森「星のミュージアム」 で開催されます。

日時：４月２日（水）～８日（火）　１１時～１８時
場所：フィオーレの森「星のミュージアム」

　　　　神奈川県川崎市高津区久本1-16-30

溝口氏の万華鏡の特徴のひとつは、細部にまでこだわった筒の美しさです。
飾っておくだけでも心が安らぎます。

さらにオブジェクトには、
天然石、真珠、貝、珊瑚など自然の素材にこだわっていて、
絶妙なバランスの映像で魅了してくれます。

左奥の作品は、「般若心経」
金箔や銀箔を配した和紙に、溝口氏が般若心経を重ねています。
この作品には蓋がついていて、経筒を模しているそうです。

オブジェクトはガラス、天然石、真珠、珊瑚、貝など。
オイルタイプなので、ゆっくりと静かに映像が変化していきます。
ラピスラズリの青が時折光に照らされて輝く映像がとても幻想的です。
般若心経の宇宙を垣間見たような、不思議な気持になります。

さらに、オブジェクトセルは竹ひごの中に収められています。
細部にまでこだわったデザインが映像の美しさを引き立たせています。

右奥の作品は源氏物語絵巻シリーズのひとつ。
「源氏物語の中に表現されている彩りをイメージし、
各帖ごとにその色を筒に表し、物語の流れを映像で表現している」のだそうです。

筒の赤い色の部分は、漆に使われる顔料の粉を使っていて、
深い色合いとざらっとした手触りも、趣があります。

中央の文字の部分は、各帖の歌を溝口氏自らが選んで書いています。
金箔や銀箔を配した美しい背景とも素晴らしくマッチしています。

やはり、オブジェクトが竹ひごの中に収められています。

春の柔らかな陽の中で、万華鏡の幻想的な映像を見にいらして下さい。

４月８日は真樹庵で花祭りも開催されます。