夜の街に眩しさを感じると思ったらクリスマスのアレ
気にもしていなかったしそれどころでもなかったから
オレの隣はいつもの空席
虚しさを連れて帰ろうと
イルミネーションを一通りくぐった時
カップルの女性と目が合った
何年も何年も会ってなかったけど
一目で昔片想いをしていたキミだとわかった
あの頃のキミはエメラルドの猫目をして可愛くて好きになる事に
時間は要らなかった
言わなかったけどキミは
オレがキミに恋をしているという事は知っていた
そんなキミはしばらくしていなくなり
後から苗字が変わったと聞いて失望感は消失した
何年振りの再会かと懐かしむ余裕はなく
イイ女になったキミの瞳を見てしまっていた
隣に誰かがいたというのに・・・
もうあの頃のように好きにはならないけれど
ブリリアントカットをされたエメラルドの瞳に
ドキッとした事は否めない