あかね色の空が紺碧に変わった時間
オレの住む街で
海の向こうに行っているキミに似た女性とすれ違った
帰って来たのかなと思って
キャリーケースを引っ張る後ろ姿に向かって
名前を叫んだ
叫んだけどキミに似た女性は横断歩道を渡り終えて
信号の色が変わった
オレの声は横断歩道を横切る車に遮られた
キミの住む街とオレの住む街は近いから
キミがいても不思議じゃない
いつも会いたい会いたいと思っているから
会いたい思いが叶ったのかもしれない
こうなったら寒いなんか言ってられない
流星を探しに行って願い事をするしかない
「キミへの想いが最後の恋になりますように」と
星が流れ続けるまでキミとの奇跡を願う
キミと一生同じ時間を過ごせるのなら
もう何もいらない