『斎場利用条件は全て違う、届出3か所、火葬は全国区』
あなたの居住地の人達が利用する斎場(火葬場)は、ほとんどの家が同じです。
その最大理由は『市民無料・市民低料金』や『近い』からでしょう。
近所や市内の知り合いも全て同じ斎場だから、利用する斎場は決まってると思う
のも当然ですが、この決まりはありません。全国何処の斎場でも利用できます。
但し、有料になる斎場もあれば、無料で利用できる斎場もあります。
というか、斎場の利用条件は全国全ての斎場で違います。
『火葬利用』
1. 市区町村民は『火葬無料』それ以外は『有料』(25000円~8万円位まである)
2. 市民、市民外全て有料(10000円~8万円位まである)
3. 市民及び申請者が市民なら『火葬無料』それ以外の火葬は『有料』(数万円)
4. 火葬申請者になれるのは、
親族,同居者,家主,地主,家屋管理人,土地管理人等,後見人,保佐人,
補助人,任意後見人の以上だけです。
5. 親族とは血族6親等、姻族3親等です
血族6親等は『はとこ』 姻族3親等は『配偶者の甥姪、叔父叔母』です
6. 遠隔地で逝去した場合は、入院先の医院長、施設長なら家屋管理人で申請可
※ 3. の斎場は利用価値があります(群馬は前橋市、渋川市、伊勢崎市のみ)
前橋は申請者が市民なら無料ですが、普通の市民外火葬は63.000円です。
同じ規模の高崎市は市民のみ無料、市民外火葬は55.000円ですが、直葬などの
少数なら前橋は無料休憩所を利用できますが、高崎は1人でも有料待合室を使う
決まりなので、親族に前橋市民がいれば前橋火葬をする確率が高くなります。
同じ隣接市でも伊勢崎なら市民外火葬30.000円と安くなりますが、拾骨の時は
熱いままの台車から行う方式となります。
2020年現在、群馬県内で最も予約が取り難いのは前橋斎場です。
以前なら午前火葬はいつでも取れましたが、最近は取り難くなっています。
昨年までとの予約番号で比べると、年度末まで1か月を残して対前年比1.000件
以上増えてる計算です。予約番号に付け方に違いが無ければ――、ですが。
とはいえ親族居住地の火葬料条件を調べる価値はあります。
死亡届を申請する親族が前橋市民なら、県内外問わず、何処の人でも無料です。
例えば、埼玉なら、川口、越谷、三郷、熊谷、行田、羽生、鴻巣、秩父、深谷、
なども申請者が市民なら、無料では無いけど市民料金で火葬できると思います。
また、死亡届出は『故人逝去地』『故人本籍地』『届出人居住地』だけです。
状況により逝去地役所が故人居住地なら、そこに届け前橋で火葬も可能です。
但し遺体の搬送費用を考慮する必要があります。
都内で逝去し民営斎場なら火葬料59.000円+骨壺12000円+待合室20.000円で
総額91.000円は火葬代として掛るわけですから、申請者が市民なら無料や市民
同様に低料金なら、遺体搬送しても安くなる可能性がありますが、搬送料が高い
場合はわざわざ移動する意味がありません。
日本で一番火葬予約が取り難いと言われる横浜市などで、年末年始や友引の兼ね
合いで安置日数が何日にもなる場合も検討する価値があるでしょう。
あくまで家族の話しで真実は分りませんが、横浜市の火葬予約が10日間取れず、
安置費用だけで30万円掛かった家族がいると言ってました。この金額が多少違う
としても火葬場の変更を考慮する価値はあるでしょう。
国保からの葬祭費などの申請は故人の居住地ですから、届出人が前橋市民で前橋
市役所に届け出た場合、故人の居住地まで火葬を行った書類が届くには最低でも
1週間以上は掛り、葬祭費の手続きは到着後になります(2週間みれば可能)
火葬から10日間ほど待ち、故人居住地役所に火葬した役所から書類が届いてるか
国民健康保険課に問合せ、必要な書類を確認してから行きましょう。
しかし逝去地か本籍地が故人の居住地なら、居住地に死亡届を出せれば、死後の
手続きは待機期間がなく、火葬後はすぐに手続きできるメリットがあります。
上記を考えてくれるような葬儀屋なら、まず安心できるでしょう。
この費用は家族が支払うもので、葬儀屋には何のメリットも無いからです。
(移動搬送料で、しっかり儲ける葬儀屋は別です)
『火葬場利用時』
1. 数十人なら集まった全員が無料待機できる部屋がある斎場
2. 10名など一定数以下なら無料待合所利用可の斎場
3. 1名でも有料待合室利用の斎場(待合室利用時は清掃義務もあります)
(待合室料は3000円~5000円前後、清掃員費用は別途)
『火葬予約』
1. 昔ながらの電話予約
2. 電話での自動予約
3. パソコン予約
『火葬搬入時間』
1. 基本的には全国的に火葬予約の30分前です
・火葬時間とは、どんなに遅くても火を入れる時間の事です
・棺搬入、最後のお別れと焼香をすれば30分前に搬入は理解できるでしょう
『搬入から火葬までの流れ、棺に入れて良い物』
1. 搬入、最後のお別れ、火葬、焼香と流れる斎場
2. 搬入、最後のお別れ、焼香、火葬と流れる斎場
3. 最後のお別れで棺をフタは開けさせない斎場もあります
(この斎場では火葬直前に生花は入れられません)
4. 何処でも棺に入れて良いのは生花、あとは斎場毎に基準が違います
『火葬時間と拾骨』
1. 火葬時間は基本が60分、70分、90分と各斎場毎に違います
(身体の大きな人は時間が掛かり、小さな人は早くなると思ってください)
2. 拾骨はステンレス皿にとって冷めてる所、熱いまま拾骨する所があります
3. 基本はどこの斎場でも箸を使います(当方は前橋斎場なら手で拾骨します)
『営業母体』
1. 行政直営
2. 行政と地域や業者で設立した組合や混合事業
3. 民間業者(都内は圧倒的多数が民営)
『火葬時間と火葬炉と休場』
1. 午前9時頃~午後4時頃まで(30分毎、1時間毎、1日に数回と様々です)
2. 火葬炉の数は1基~十数基まで斎場毎に違います(前橋は12炉です)
3. 友引休場が多いですが、年中無休や友引開場している斎場もあります
(友引火葬できる地域なら、友引火葬は比較的空いており超お勧めです)
ついでに言うと、前橋市民等は葬式後に火葬するものと思っていますから、葬式
前の火葬はあり得ないと思うでしょうが、地域により『骨葬(焼骨で葬式)』を
当り前に行う地域もあり、その理由は全て斎場の規模や、斎場までの距離による
ものですから、葬式の決まりではなく、諸条件での決まりなんです。
いかがですか、斎場だけを捉えても全国全県全斎場毎に全て違うのです。
これだけを見ても、あなたの知ってる葬式が極々一部地域限定と分るでしょう。
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