今のこの時期は

情報の波に飲み込まれ続ける私たちに与えられた、尊き沈黙の時間だ。

 

 

ただ、黙ること。

黙することが苦手な人が多い。

 

 

 

何か、動いていた方が、楽。

やることがあふれていた方が楽。

 

それは、現代が生み出した、最も罪深き病だと、私は思う。

 

 

何もしていなくても情報はなんでも目から耳から飛び込んでくるし

それを追いかけるのに精一杯。

望まないデータがノイズとしてどんどん蓄積されていく。

 

 

誰かを見張ったり。

誰かに見張られていないか気にしたり。

誰かを羨んだり

誰かを神格化したり

 

 

そんなことばかりを繰り返しているうちに

私たちは、感じる力を失っていった。

 

 

 

 

小さなノートを持ち歩くことを私に教えてくれたのは、

師匠であるパトリス・ジュリアン氏。

 

 

パトリスさんはインスピレーションをキャッチすることに

本当に長けていて

いつでもちいさなメモを取っていた。

 

 

このメモ帳はとってもカオスで、アイデアの宝庫。

ちょっとした合間に見られるそのメモ帳が、私は大好きだった。

 

 

 

ノートワークは自己対話、というけれど

自分と対話する、とは自分が喋る側に回ることではない。

 

 

自分の声を聴く。

耳を傾ける。

文字通り、傾聴する行為。

 

だからただ、ひたすら、書くことに集中する。

そして書き出されたことに、耳を傾け続けるのです。

 

 

そのためには?

自分が喋っていちゃ、聞けないんだよ。

 

 

ちゃんと聴く。

ちゃんと耳を傾ける。

あなたの話を聞きますよ、って体制をとる。

 

 

 

私たちは自分の声を、聞かなすぎる。

 

 

 

すぐ分析に走る。

すぐ答えが出ない、と騒ぐ。

「これはこうでああで、だからよくないことですよね」と、ジャッジに走る。

 

 

そうじゃない。

そんなことはしなくていい。

ていうか、するな。

 

 

 

 

ただ、聴く。

ただ、耳を傾ける。

 

 

 

答えが出るまで、どうして自分を信じてあげられないの?

 

 

 

 

ただ聴くってね、愛がないとできないのよ。

受け身の行為じゃないの。

 

 

 

 

黙らないと、内なる声は聞こえません。

すぐに焦って外側にわちゃーーーーっと騒ぐの、やめてみよう。

 

 

 

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▶︎自分をハイスピードで成長させたい人へ送る、3つのチカラ その① 沈黙力

 

▶︎世界進出への道第4歩 〜わたしと、世界

 

 

 

 

志村けんさんが亡くなりました。

 

 

なくなるとは、肉体から魂が出ただけのこと。

 

でも、どうしようもなく悲しいし、寂しい。

この感情は、しっかりと感じようと思います。

 

 

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

それぞれが、それぞれに。想う夜を。