前回好評だったこの記事

 

▶︎【書き出しの心得 その1】書き出して終わりにするなかれ

 

こちらの続き、第2弾をアップします。

 

 

 

前回は「単語からの前提書き換え」について、レクチャーしました。

これ、意識しないとあまりやらない書き換えかなと思います。

 

 

 

単語から書き換えを練習する。

実はコレ、書き換えをマスターするのにとってもいい。

 

 

英語の勉強みたいに考えてもらえばいいかな。

まずは、英単語をマスターしてから長文読解、みたいな感じだね。

 

 

公式LINEで書き出しワーク全公開してますので、参考にしてみてね。

登録したらタイムラインで見られるよ♫

 

 

 

 

世の中のノートワークは

「起きた出来事に対しての因数分解」を目的としたものが、ほとんどです。

 

そしてみんなが一番つまづくのも、因数分解できないから、という部分です。

 

 

「書いたけど、それで?」となる。

 

そこからお宝発掘に至るまでの、スコップの使い方がわからない。

 

 

 

今日は主に重点的に「起きた出来事に対する因数分解」

これについて教えます。

 

 

 

因数分解とはすなわち

 

現実 = 事実 + 解釈

 

この方程式。

 

 

 

 

 

では、とんでもなく恥ずかしい

私と母の言い争いについての書き出しワークを公開します。

 

 

コレをサンプルにして説明しましょう。

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【事件概要】

姪に小遣いを渡さなかった事件

く、くだらねえ…

 

 

 

私は現在、犬の介護のため実家に長期滞在中なんですが

先日姪が、犬のお見舞いに来ました。

 

その日、母になぜか「ポチ袋あそこに入ってるから」と言われ、

意味がわからなかったのでスルーしました。

 

 

後日。

コロナ騒動で学校が休みに入った姪に手紙を出す、と母。

なぜか私に「2000円入れといたから、払いなさい」と言いました。

 

 

 

そこから、論争勃発。

 

 

 

「なぜ、姪に小遣いをあげないのか」

「叔母としての愛情はないのか」

「会う機会が少ないんだから、毎回あげてもいいはず」

「お前も周りからそうやってしてもらって育ってる」

「お兄ちゃんに日ごろお世話になっているお返しをする気はないのか」

etc…かなり妄想です。

 

 

 

ヒートアップした母、暴言を吐く。

 

 

「お前は頭がおかしい」

「去年のお正月も誕生日もお盆もクリスマスもあの子に何もあげなかった。私は覚えてる。」

全部あげてます(笑)

 

 

 

 

まあ、喧嘩ではなく

淡々と私が考えを述べるので、母がますますその冷静さにムカついてキレる、という状況だったんですが

 

 

とにかく何より

私は、指図されるのが大嫌い。

 

 

 

そんなわけでかなりムカついて腹が立ったので、即ノートワークです。

 

 

まず

①感じたこと、思ったことは全て書きまくる。

 

②出来事を、ただの事実に変換する。

これが重要。

 

現実とは、自分の解釈が必ず加わっています。

事実だけを、抜き出す。これは練習あるのみ。

 

 

事実とは

ニュートラルであり、主観が入らないもの。

他者と共有できるもの。

こちら側の認識と、相手側の認識がピタリと一致するもの。

数値やデータなどできちんと相手に示せるもののこと。

 

 

 

 

例えば「母に、姪に小遣い渡さないのはなぜかとキレられた」

これは、私の解釈が加わっています。

 

事実は「母が、言った」なんです。

 

 

 

キレられた、という言葉に、解釈が加わっている。

 

  • 大声を出したのか
  • 怒鳴ったのか
  • 関係ない話を持ち出して来たのか
  • 拗ねて黙り込んだのか
  • 大泣きして暴れたのか

 

人によって、キレるという言葉の解釈が違う。

ここが重要です。

 

 


 
結構な暴言吐いてます。
 
 
次に
③「本当はどうしたい?」「なぜ?」「だとしたら?」と聞く。
 自分への問いを重ねて、思いを深めていくイメージです。
 これが、いわゆるスコップにあたる作業。
 
 
 
私はここで「母を言い負かしたい」という欲求がいまだ強くあることに気づきました。
 
 
大事なのは、ここで「ジャッジしない」「自分責めの材料にしない」
そして「母を問題にしない」
 
 
ここで母を問題にすると「母親のせいでこうなった」と、責任転嫁が始まり、母問題を攻略する書き出しワークに変わっていってしまいます。
 
 
 
ただ、観る。
ただ、そうなんだね、と感じる。
 
 
必要なのはそれだけです。
 
 
 
次のページ。

 

 

 

 

④別角度からアプローチして観る

前回同様、俯瞰と寄り添いの視点、どちらも使いながら自分に問いかけていく、という行為です。

 

 

なぜ、私は姪にお金を渡したくないんだろう?という視点で、もう一度自分を見つめてみます。

 

 

 

私は「活きたお金にならないから」というのが出て来ました。

姪はお小遣いを渡しても一切自分で使わずに、全てママに渡して貯金しています。

私はその行動が気に入らない。

 

 

 

では「活きたお金」とは何か?

そもそも「活きたお金」がよくて「活きないお金」はダメなのか?

 

この視点で

「あ、わたしまた、二極や有限の世界にいるな」と気づいたのです。

 

 

 

私はこの出来事で以下のことに気づき、そして決めました。

 

お金に対する前提がまだあること→取っ払うと決める

母に理解してほしいという思いがまだあること→理解してもらう必要はない

 

 

 

⑤決める

 

母のことで感情を揺らして楽しむのを、もうやめる、とき決めて終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書き出しワークをおすすめするのは「全て自分で選んでいるんだな」と気づくため。

 

 

 

うまくいかない人、というのは

自分では選んでいるつもりが、ないということ。

 

 

誰かの何かのせいで、自分の幸せが決められてしまう、という道すら自分で選んでいる、ということ。

 

 

▶︎【Lesson3】ぜき的最強ノート術〜前提・思い込み・解釈の因数分解をしよう

 

 

自分に対しての問いかけをどんどん深めていってください。

同じ角度からアプローチしても、同じ答えしか返って来ないのは当たり前。

 

全てにおいて、自由意志の元に。自分でどんどん書き換えしてOKです。

 

 

 

 

その3はこちら♫

▶︎【書き出しの心得 その3】前提に呑み込まれるなかれ

 

 

 

よき夜を♫