幸せ。
この言葉を耳にして
どんなことを思い描くだろうか。
幸せとは、喜びであり
幸せとは、悲しみであり
幸せとは、怒りであり
幸せとは、嬉しさであり
幸せとは、楽しさであり
幸せとは、驚きであり
幸せとは、愛することであり
幸せとは、愛されることである。
幸せとは、この中の限られた「ポジティブな感情だけを味わうこと」ではない。
幸せとは「気づく」ことだ。
幸せは、深く感じることができ、
単純かつ自由に物を考えることができ、
人生に挑戦することができ、
他人にとって必要な人生を送る能力から導かれる。
自分の人生を創る、ということについて
長い間考察してきた。
それには「自分らしさ」というものが必要であり
「自分は何者か」を知るための行為が付いて回る。
しかし「自分らしさ」というものが
固定された何かではなく
臨機応変に縦横無尽に変化する、いうことを理解した時
私たちは「それ」から大きく外れることとなる。
では、私たちは一体
何を基準に生きていけばいいのか?
それがわからぬまま
不安になるあまり
「これがあなたよ」という箱を差し出してくれる存在に
身を委ねようとする。
これが誰かや、何かへの依存が生まれる仕組みだ。
あなたが生きづらいのは
あなたが自分を無価値だと思うのは
あなたのせいではない。
そう感じるように作られている
今の社会のあり方のせいだ。
だからといって
この社会に馴染んでいけ、ということは
私は口が裂けても言えないし、言わない。
社会が求める「人間像」に身を浸すことは
一番つらくてしんどいことだと、身をもって体験しているからだ。
では、どうやったら
この生きにくいとされる世の中で
自分が自分である、という自信を持って
生きていくことができるようになるのだろうか?
ここから一歩を踏み出すためには
自尊心、というものが大きな鍵を握っている。
自尊心を育てるには
「自己有能感」と「自己尊重感」
このふたつが必須なのだ。
「自己有能感」というのは
自分が何かができる優秀な人間だと思える行為をすること、ではない。
「自己有能感」は
自分で自分の面倒を見ることができて
自分で問題を解決できる、自分への信頼や自信のこと。
「自己尊重感」は
文字通り自分を尊重して、自分は愛される価値があると認めること。
しかし、今私たちが生きている社会というのは
本当に自尊心を養いにくい。
この社会で生き残るためには自尊心が必要なのに
個人で自尊心を守ることがとても難しい世の中なのだ。
（これは、もうじき変わります。そして今でも少しずつ変化していっています）
だから、社会に抵抗しろとか
何かに対して怒りの声を上げろとか
そういうことを言いたいのではない。
私たちの手には
いつでもひとつの
「種」が委ねられていることに気づくことだ。
社会を大きく変えようとせずとも
あなた自身の自尊心だけは
いつでもあなたの手によって育てることができる、ということだ。
社会や、他人は
あなたの心の中まで
変えることはできないのだから。
自尊心とは
自分が信じ
尊重する内面の世界をしっかりもって
その信念のもと
自分の生き方を選択し
自分で決め
自分で行動し
自分で責任を負う。
その一連の流れの中で自分だけが手にするのことできる「内面の力」のこと。
自尊心は、自分への理解と信頼と直結している。
それには日々自分が思うこと、感じることに対して意識を向け、注意を払い、丁寧に自分と対話すること。
それが独自の人生観や哲学を創るのだ。
だから、何よりも「自分に関心を持つこと」から始めてみて欲しい。
これまでどう生きてきたか。
自分は何に対して価値があると思うのか。
どんなことを大切にして生きていきたいか。
それらを自分の手で、しっかりと掘り下げること。
当然だけれど、1日2日でできるような、簡単なことではない。
それにはかなりの努力が必要になることもある。
不安と向き合うし、手放す恐怖も出てくるし、変化も当然怖い。
でも、自分のことがわからない人に
他人を理解することなどできるはずがないし
自分に対してそのくらい関心を持ち
努力できないのだとしたら
他人どころか、自分を大切にすることなどこの先できない。
たくさん、お申込みいただいております。
ありがとうございます!! 感謝♫
本日も良き日を。
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