パラダイム | ANS 新入社員ブログ

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1年目社員が、日々の仕事ぶりを綴ります!

涼しかったり暑かったりで、中々厳しい夏ですね。
どうも、風邪っぴきの新入社員ETです。

よくIT業界って、流れが速いって言いますよね。
実際に今まで研修でJava、PHP、HTML、JavaScript、SQLなどなど色々な言語を勉強してきました。

とここまで聞くと、そんなに短期間で学ばなければいけないのかとか、学んだことが無駄になるのではないかとか、色々思うことがあるのではないでしょうか?

今回はそんな疑問にお答えしようと思います。


ところで皆様は、パラダイムという言葉はご存知でしょうか?

パラダイム:
「認識のしかた」や「考え方」、「常識」、「支配的な解釈」、「旧態依然とした考え方」など
(by wikipedia)
(厳密に言うと少し違うのですが、今回は大雑把に)

プログラミング言語にもパラダイムがあり、時代と共に移り変わってきました。

・手続き型言語
(例:Visual Vasic、C言語など)
やりたい処理を上から順に書いていきます。
C言語とかだともう少し複雑ですが、基本は同じです。
一番シンプルで分かりやすいと言えば分りやすい言語になるんですかね?
ただし、上から順に処理が流れていくので、複数人で分担するのがやや難しいです。

・オブジェクト指向言語
(例:C++、Java)
直訳すると「モノ指向」ですね。
その名の通り、オブジェクト(モノ)単位で物事を考えていきます。
オブジェクト同士の相互作用としてのシステムという感じです。
例えるなら、オブジェクト「友人A」がオブジェクト「新入社員ET」に「アレを買っておいて~」というメッセージを渡し、オブジェクト「新入社員ET」がそれを実行する、という感じですかね。
オブジェクト(モノ)単位で開発ができるので、ソースコードが整理されて読みやすくなったり、複数人での分担が楽になったりと良いことが多い言語です。
おそらく今、最も主流な言語なのではないでしょうか。


他にも、アスペクト(関心事)指向言語や、関数型言語などなど、今後発展していくのではないかという言語も沢山あります。


さて、今まで学んできたJava、PHP、VB.netなどは、現在主流のオブジェクト指向言語に分類される言語となります。
基本的な考え方はオブジェクト指向言語であればどの言語でも同じなので、一つの言語で考え方を理解してしまえば、他の言語を習得するときもそんなに苦労しないで習得できるのです。

また、新しい言語も古い言語をベースに作られていることが多いので(例えばC言語をベースにC++が作られましたし、JavaはC++の影響を受けています)、仮に新しい言語に切り替える必要が出てきたとしても無駄にはならないんですね。


なので、IT業界の変化は早いと言いつつも、ちゃんと基本を理解していれば、その変化についていけるのではないかと思っています。